令和4年度 経営所得安定対策等

更新日:2022年4月1日

経営所得安定対策等の目的

 農業従事者の減少や高齢化、耕作放棄地の増加、食料需給率の低下など、日本の農業は多くの問題を抱えています。これらの課題を解決するために、国は常に販売価格が生産費を下回っている作物を対象に、その差額を支援することで農業経営の安定と国内生産力の確保を目指しています。松山市では、この制度の有効活用を推進し、本市の水田農業者を支援しています。

対策の概要

1.水田活用の直接支払交付金

(1)交付対象及び交付要件
  ・水田で交付対象作物を作付し、その作物を出荷販売している農家および集落営農

  ・令和4年度中に収穫し、出荷が確認できる作物

(2)対象作物・交付単価等

対象作物・交付単価等                                          

対象作物・助成内容等

単価(10aあたり)

(1) 令和4年産 麦・大豆・飼料作物 

35,000円

(2) 飼料用米・米粉用米

55,000~105,000円(注1)

(3) 振興作物転作助成(注2)

   ※「振興作物」は、以下の12品目

   ・えだまめ・スイートコーン・トマト(ミニトマト)

   ・きゅうり・なす・さといも・キャベツ・白ねぎ

   ・いちご・施設軟弱野菜・ブロッコリー・花き

 

(4) 振興作物転作担い手(注2)(注3)加算

   ※対象は、(3)の振興作物と、(6)のそらまめ

10,000円(注1)

(5) まつやまブランド・推進品目加算(注2)
  ※「まつやまブランド・推進品目」は以下の6品目
   ・松山長なす・白ねぎ・キャベツ・ブロッコリー
   ・きゅうり・そらまめ

15,000円(注1)
(6) そらまめの裏作(注2)(注4)助成

10,000円(注1)

(7) 麦の二毛作助成 

27,000円(注1)

(8) 飼料用米・米粉用米の複数年契約(継続分)

          6,000円

(9) 新規需要米の担い手(注5)加算(注6)
   (飼料用米、米粉用米)

10,000円(注1)

(10)媛育71号加算(飼料用米、米粉用米)

10,000円(注1)

(11)飼料用米担い手(注3)加算

8,000円(注1)

(12)はだか麦担い手(注5)二毛作加算(注7)(注8)
   多用途はだか麦担い手(注5)二毛作加算(注7)(注8)

20,000円(注1)

(13)多用途はだか麦(注9)作付助成(注7)(注10) 50,000円(注1)

(14)小麦担い手(注5)二毛作加算(注11)

15,000円(注1)

(15)小麦担い手(注5)作付助成(注12)

20,000円(注1)

(16)麦担い手(注5)たい肥加算(注7)

10,000円(注1)

(注1)松山市全体の作物別作付実績や国の査定等により増減することがあります。
(注2)品目ごとに2a以上の作付が必要です。
(注3)認定農業者、認定新規就農者が対象です。
(注4)水稲の裏作が対象です。
(注5)認定農業者、認定新規就農者、集落営農組織又は人・農地プランの担い手が対象です。
(注6)媛育71号は対象外です。
(注7)はだか麦については、ふるい目2.2mmの要件があります。
(注8)裏作でひめの凜を生産する場合に限ります。
(注9)多用途はだか麦とは、食用以外の用途で販売するはだか麦です。
(注10)多用途はだか麦の作付面積は「令和2年産はだか麦の出荷契約面積」-「令和4年産(食用)はだか麦の出荷契約面積」を上限とします。
(注11)新規需要小麦(シロガネコムギ)と大豆の組み合わせに限ります。
(注12)3年産の小麦作付面積からの増加分を対象とします。

2.畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)

(1)交付対象及び交付要件
 ・対象作物(麦、大豆、そば)を作付し、その作物を販売している認定農業者、集落営農、認定新規就農者(規模要件はありません)

 ・販売実績がある者

 ・対象作物は令和4年産であること

 ・対象作物の播種前契約・出荷契約があること

 ・検査等級・販売数量が分かる書類の提出があること
(2)数量払

 ・対象作物の出荷数量に基づいて支払します。

 ・品質区分に応じて数量払の単価が変わります。

 ・対象作物別の主な交付単価は以下のとおりです。

麦 (円/60kg)

品質区分(等級・ランク)

1等・A

1等・B

1等・C

1等・D

2等・A

2等・B

2等・C

2等・D

小麦(パン・中華麺用品種)

8,810

8,310

8,160

8,100

7,650

7,150

7,000

6,940

小麦(パン・中華麺用品種以外)

6,510 6,010 5,860 5,800 5,350 4,850 4,700 4,640

はだか麦

9,980

9,480

9,330

9,240

8,410

7,910

7,760

7,680

大豆 (円/60kg)
品質区分(等級)

1等

2等

3等

普通大豆

10,830

10,140

9,460

特定加工用大豆 8,780

※特定加工用:豆腐・油揚、しょうゆ、きなこ等製品の段階において、大豆の原形をとどめない用途に使用する大豆

(3)面積払(営農継続支払)

 ・当年産の作付面積に基づいて支払います。

 【交付単価】

  10aあたり20,000円

【数量払と面積払との関係】

 面積払は、数量払の内数として先に支払います。次に、対象作物の販売数量が明らかになった段階で数量払の額を確定し、面積払の金額を差し引いた額を支払います。先に支払った面積払の金額が、後日わかる数量払の金額以上となった場合は、合理的な理由がない限り、面積払は返還していただきますので、面積払はよく検討して申請してください。

3.その他

詳しくは、農林水産省のホームページをご覧ください。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。農林水産省ホームページ(経営所得安定対策)(外部サイト)

お問い合わせ

農水振興課

〒790-8571
愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館8階

電話:089-948-6568

E-mail:nousuisinkou@city.matsuyama.ehime.jp

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