相談事例(劇場型詐欺(老人ホーム入居権))
更新日:2023年1月31日
劇場型詐欺(老人ホーム入居権)について
Q.業者に老人ホームの入居権を譲ったところ、別の人から違法だと言われ、解決料を支払った
A社を名乗る人から「老人ホームの入居の権利が当たりました」と電話があった。
必要ないので断ると、「入居の権利を譲ってもらえないか」と持ちかけられ、了承した。
翌日、行政を名乗る人から「名義貸しは違法だ」と言われ、解決料として300万円手渡した。その後、連絡が取れないがどうすればよいか。
A.助言と対策
複数の人物が登場してお金をだまし取ろうとする「劇場型詐欺」です。
最近、老人ホーム入居権に関する詐欺が増えています。申し込みをしていないのに、「入居権が当たりました」、「権利を譲ってください」と言われても、相手にせず、電話を切りましょう。権利を譲ると、別の人物が「名義貸しは犯罪ですよ」、「解決料を支払ってください」などと言って、不当な請求をしてきます。
一度お金を払ってしまうと取り戻すのは困難。不審な電話がかかってきた時は、家族や消費生活センターへ相談を。
知っておきたいポイント
●「老人ホーム入居権」を利用した劇場型詐欺が増えている。
●知らない番号からの電話には出ない。出てしまった場合は話を聞かずに切る。
●やりとりしてしまってもお金を払わない。
あわてない、落ち着く、そして相談