松山市立石井幼稚園学校評価
更新日:2025年3月26日
令和6年度
1 園の教育目標
心豊かでたくましい幼児の育成
2 重点目標
遊びや生活経験を通して、気付き、考え、行動する幼児の育成
- 優しい子の育成をめざして ~にこにこ~
- 考える子の育成をめざして ~いきいき~
- がんばる子の育成をめざして ~はつらつ~
3 評価項目の達成及び取組状況(4段階評価)
評価項目 | 自己評価 | 学校関係者評価 | 取組及び評価結果の概要 | |
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1 | 教育方針 | 3.3 | 3.9 | 教育目標や経営方針が教育活動に反映されている。 ・年間を通じて、教育方針・計画のほか、園だよりや大型テレビを用いたフォトスクリーン等を掲示、発信し、保護者への周知を図っている。 |
2 | 特色ある教育活動 | 3.2 | 3.9 | 地域の実態把握に努め、特色を生かした活動を行っている。 ・地域の畑や田んぼでの栽培活動、地域のスポーツ選手との交流、小学生や保育園児等地域の様々な人と関わる活動を教育計画に位置付けている。 |
3 | 安全管理 | 3.3 | 3.8 | 定期的に点検を行い、園舎内外の安全管理に努めている。 ・毎朝、環境整備を行いながら、安全点検を実施している。また、毎月1回、点検日を設定し、園内の安全を確認している。 |
4 | 職員研修 | 3.6 | 3.8 | 指導方法や幼児理解について、充実した研究や研修を行っている。 ・園内研修会を開催し意見交流を行い、教育内容や環境、援助の見直しを図った。また、他機関開催の研修会等への参加時には、研修した内容を伝達し合い、園全体の指導力の向上に努めた。 |
5 | 健康な心と体の育成 | 3.1 | 3.9 | 育ちを促す環境構成や援助の工夫をしている。 ・芝生園庭での活動を始め、様々な遊びの場面で多様な動きを取り入れ、幼児期からの基本的な運動習慣の構築に努めている。 |
6 | 幼児理解 | 3.4 | 3.8 | 日々の教育において評価を行い、個に応じた指導に役立てている。 ・一人一人の発達や課題を全教職員で多面的に捉え、見通しをもった援助に努めている。幼児の特性に応じて環境を工夫し、自分でできる喜びや達成感を味わえるように配慮した。 |
7 | 基本的生活習慣 | 3.7 | 3.8 | 繰り返し援助し、ほとんどの幼児が身に付いている。 ・生活習慣については、家庭との連携が大切である。家庭での生活習慣の定着状況に応じて、継続して個別に協力を依頼する必要がある。 |
8 | 健康・安全指導 | 3.4 | 3.8 | 季節に応じた生活の仕方について、幼児が気付けるような援助に努めている。 ・ 毎朝、健康観察を実施し、送迎の保護者に確認しつつ、家庭での過ごし方も啓発している。 ・手洗い、うがいを徹底し、室内換気を行っている。 ・満3歳児、年少児の生活習慣は、家庭と連携しながらタイミングを捉えて個別に指導するように配慮した。特に排せつや着替えについては、繰り返し習慣付くように配慮した。 ・毎日の終礼時にヒヤリハット事案の情報を共有し、教師の安全への配慮や幼児への安全指導(危険察知、回避等)を徹底している。 |
9 | 人間関係 | 3.3 | 3.8 | 気持ち良い挨拶ができるように、教員が率先して実践している。 ・気持ち良い挨拶を人間関係の基礎と捉え、生活全般の中で教師がモデルとなるように実践している。 ・個々の幼児の良さを認め合う、幼児が互いを受け入れ合える場づくりに努めている。 |
10 | 幼児の園生活 | 3.6 | 3.9 | ほとんどの幼児が園生活を楽しみにしている。 ・幼児は、好きな遊びを楽しみ、安定して生活している。さらに安心できる働き掛けや場づくりに努めたい。 |
11 | 保護者との信頼関係 | 3.0 | 3.8 | 保護者が安心して相談できる信頼関係をつくり、適宜、情報提供を行っている。 ・毎月「園だより」を配布するとともに、活動の様子をホームページ、インスタグラムに随時掲載している。活動の様子を、登降園時にスライドショーで上映したり、随時発行の活動報告等で発信したりしている。 ・毎日の送迎時を活用して、情報交換を行っている。教員の保護者とのコミュニケーションのスキル向上に一層努めたい。 |
12 | 保幼小連携 | 2.7 | 3.7 | 保育所、小学校と、相互の専門性を生かし、育ちの連続性を保障するための交流を行っている。 ・意図的・計画的な交流を目指し、スケジュール調整を行い、互恵性のある交流活動を目指していく。 ・小学校との交流活動は、可能な限り継続実施していきたい。 ・今後、新たに組織した石井地区幼保小連携協議会の活動を推進し、子ども一人一人に応じた連続性のある教育の具現化を図りたい。 |
13 | 地域との連携 | 3.0 | 3.8 | 地域での体験活動や行事の実施で、様々な人と関わりながら教育活動を進めている。 ・交流の方法を工夫しつつ、いろいろな人との出会いの中で、興味や関心を広げたり、人と関わる力を養ったりしている。 ・地域の田畑を借用し、地域の方に指導を受けながら、米や里芋等の栽培活動を実施した。 |
14 | 子育て支援 | 2.9 | 3.7 | 幼稚園の機能を生かし、子育て支援活動を実施している。 ・未就園児の集い「わくわく広場」を年間13回実施した。延べ190組の親子が参加し、未就園児親子の居場所としてのニーズに応えることができた。 ・園庭開放「親子ふれ合いコミュニティ広場(14:00~15:00)」は、延べ6,358名の親子が保護者同士の情報交換の場として活用した。 ・保護者サークル活動が再開された。今後も保護者のニーズに応じて、支援をしていきたい。 |
4 成果と課題
次年度に向けた改善方策
1. 家庭や地域との連携を図り、教育に生かす情報交換の工夫
・保護者が安心して子どもを託せるように、全職員が保護者に関わり、より一層子どもたちの姿を丁寧に見取り、子どもたちの姿や心に寄り添いながら、日々の保育に努める。
・親も子も育つ「みんなの幼稚園」として責務を果たせるよう、地域の教育力を活用し、教育活動を工夫していきたい。
2. 交流活動の工夫
・幼児期にいろいろな人と出会い、人の温かさに触れ、人への基本的な信頼感を培うことは重要なことである。また、小学生、保育園児を含めた地域の人々との心の交流を体験することは、「人やもの」への興味や関心が広がるとともに身近な人に親しみをもち、人と関わる楽しさを感じることにもなる。相手意識を高め、人々への関心を広げる機会を保障できるよう、交流活動を工夫していきたい。
