令和6年度 インターンシップについて

更新日:2024年8月26日

インターンシップレポート

 このページは下水浄化センターで令和6年8月19日(月曜日)から令和6年8月23日(金曜日)にインターンシップに参加した実習生(愛媛大学農学部生物環境学科3回生)が企画・編集しました。

インターンシップに参加した理由

 私は愛媛大学で下水処理や水質分析を学んでおり、普段過ごしている松山市内でどのように技術を活用しているのか、興味を抱きました。
 また、市の重要なインフラである下水施設を維持管理するにあたって、どのような業務を行っているのか、その中で工夫していることを知りたいと思い、令和6年度インターンシップに参加させていただきました。

研修内容

施設見学(中央・西部・北部・北条浄化センター、和泉雨水排水ポンプ場、中須賀第1・第2雨水排水ポンプ場)

 各浄化センターでは家庭や工場などから流入した下水が、沈砂池、最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池、消毒タンクを通して汚れや菌が除去され、海や川に放流される過程を見学させていただきました。また、下水処理の原理や各施設の仕組み・役割、浄化センターごとの特徴を解説していただくと共に、発生する汚泥や消化ガスの資源化等、持続可能な社会に向けて様々な取り組みが行われていることを学びました。
 各雨水排水ポンプ場では、除塵機、沈砂池、雨水ポンプ、エンジンといった施設の見学やポンプ場の役割、仕組みを解説していただきました。普段は燃費の良いモーターを動力とする小型ポンプで排水していますが、大雨の際は浸水を防ぐためにタービンエンジンを動力とする大型ポンプで排水します。公費によって運用するため、状況に応じた効率的な使い分けが重要です。


和泉雨水排水ポンプ場

水質分析(北部浄化センター)

 環境保全ひいては市民の安全な生活を確保するために重要な工程の下水処理水の水質分析を職員の方と行いました。SS・SV・MLSS・COD・リン測定・検鏡と6項目の分析を行い、各分析の手順を解説していただきました。機械での測定も行っていますが、週に1回は人の手による分析を行い、機械測定に異常が発生していないかを確認しています。


北部浄化センター

感想

 今回のインターンシップでは下水浄化センターの運用や、それぞれの施設の工夫・特徴を知ることができました。また、市役所は堅いイメージがありましたが、職員の方々は和気あいあいとした雰囲気をしていて、質問や興味を抱いたことについても丁寧に教えていただき、過ごしやすい職場だと感じました。
 大学の講義ではある程度汚泥や消化ガスの資源化について触れられていましたが、これほど大規模に実用化されていることは知りませんでした。さらに西部浄化センターでは来年度から汚泥固形燃料化の試運転がスタートするなど、これからも注目の取り組みが行われます。
 大学で学んだことの興味を深めるだけでなく、市役所で働くことを具体的にイメージするなど貴重な経験を積むことができました。インターンシップを通じて得た物をこれからに活かしたいです。

 

お問い合わせ

下水浄化センター

〒790-8571 愛媛県松山市南江戸四丁目1-1

電話:089-922-2855

E-mail:kg-gesuijouka@city.matsuyama.ehime.jp

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