令和5年度 インターンシップについて

更新日:2023年8月25日

インターンシップレポート

 このページは、下水浄化センターで令和5年8月22日(火曜日)から令和5年8月25日(金曜日)にインターンシップに参加した実習生(愛媛大学農学部生物環境科学科3回生)が企画・編集しました。

インターンシップに参加した理由

 普段授業で学んでいる水処理の方法や、その過程で発生した汚泥が、実際の現場でどのように維持管理されているのか興味を持ちました。
 また、「止めることが許されない」施設である浄化センターの運営にあたって、市職員がどのような業務を行っているのか知りたいと思ったため、今回のインターンシップに参加させていただきました。

実習内容

【施設見学(中央・西部・北部・北条浄化センター・和泉雨水排水ポンプ場)】
 各浄化センターでは、下水の流入から沈砂池ポンプ棟、最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池、消毒タンク、放流までの一連の施設を見せていただき、水が活性汚泥という微生物の集まりと一緒に流れていく過程や、各処理段階の仕組みなどを教えていただきました。
 和泉雨水排水ポンプ場では、ポンプ場ができた背景とその役割、集まった雨水を汲み揚げるポンプやエンジンタンクなどの仕組みを詳しく知ることができました。また、このポンプ場にある 4 つポンプで、小学校の標準的な 25 mのプールの水を約 40 秒で排水できる能力があり、降雨時には小野川左岸地区の雨水を排出する重要な役割を担っていることを目で見て学ぶことができました。
  
【水質分析(北部浄化センター)】
 水質管理のために行っている、各処理工程での水質分析を一緒に行わせていただきました。採水の様子も見学させていただき、普段の検査の様子を知ることができました。
 また、活性汚泥中の微生物を顕微鏡で見させていただきました。今回、中央浄化センターの 2 種類と北部浄化センターの 1 種類の活性汚泥を見ましたが、同じ中央浄化センターの汚泥でも反応タンクが違うだけで微生物の優占種が異なっていたり、中央と北部で異なる微生物がいたりし、特色を感じることができました。

感想

 今回のインターンシップで下水浄化センターを中心に見学し、どのような施設を管理しているのか知ることができました。また、職員の方同士のコミュニケーションも多く、業務内容や施設に関する質問も快く答えてくださり、技術職で女性の割合が低い部局ではありましたが働きやすい環境だと感じました。
 参加前は水質分析や浄化センターの維持管理や施設の建設などの業務を市職員が行っていると思っていました。しかし、実際の施設の運転は業者の方に委託し、市職員はその業務管理や指示・確認を行っており、インターンシップに参加したことで知ることができなかった業務について知ることができました。
 地下の下水の流入箇所や大きなごみを取り除くスクリーン、下水の処理方法や活性汚泥内の微生物の検鏡など、実際に見て体験し、興味を持ったものについて詳しく丁寧に教えていただくことができました。大学で学んだことの興味を深めるとともに、市職員として働くことを具体的に考えるきっかけを得られる良い経験となりました。

お問い合わせ

下水浄化センター

〒790-8571 愛媛県松山市南江戸四丁目1-1

電話:089-922-2855

E-mail:kg-gesuijouka@city.matsuyama.ehime.jp

本文ここまで