漏水発見に向けた取り組み
更新日:2021年4月1日
配水池から家庭へ送った水のうち、料金を徴収できる水量の割合を有収率といいます。
昭和56年度当時、有収率は82%で、実に20%近い水が、途中で行方不明になっていました。
水源に恵まれない松山市にとって、水は限りある貴重な資源です。
一滴たりとも無駄にしないように、市民の皆様への意識改革をお願いすると同時に、給水圧コントロールや老朽化した水道管の取替え、徹底した漏水調査に取組んだ結果、平成28年度の有収率は95%に上昇しました。
これは、中核市の中でも上位に入ります。
松山市の漏水調査は、委託(専門業者)と直営(公営企業局)とで、上水道区域内を一年一巡で実施(中島地区は隔年実施、簡易水道区域は直営で実施)しており、主に下記の方法を用いて調査しています。
取り組み内容
戸別音聴調査
家庭内の水道メーターに音聴棒(おんちょうぼう)をあて、漏水音の有無を判別する調査です。
路面音聴調査
漏水探知機を用いて、道路下に埋設されている水道管の漏水音を、路面上から探知する調査です。主に騒音の少ない夜間に行います。
弁栓類音聴調査
水道管の附属設備(弁・消火栓等)において、戸別音聴調査と同様の作業を行う調査です。
相関式調査
漏水箇所をはさむ2点にセンサーを設置し、漏水箇所から各センサーまで伝わってくる漏水音の時間差によって、漏水点を算出する調査です。漏水音を管路から直接探知するため、騒音の多い昼間においても調査が可能です。
調査のため、ご家庭の水道メーターまで立ち入らせていただく場合がございますので、ご協力のほど、よろしくお願いします。
なお、調査員(専門業者または公営企業局職員)は身分証明書を携帯していますので、もし不審に思われた場合は、身分証明書をご確認いただくか、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ
水道管路管理センター
〒790-0042 愛媛県松山市保免中三丁目5-15 水道管路管理棟2階
電話:089-989-8473