漏水発見に向けた取り組み
更新日:2025年3月25日
本市の水道は、昭和28年の給水開始以来、数度の拡張事業を行い第3次拡張で給水人口30万人を超え、その当時の昭和56年度の有収率※1は82%でした。実に20%近い水が、各家庭に届くまでの間の水道管で水漏れするなどしていました。
水源に恵まれない松山市にとって、水は限りある貴重な資源ですので、浄水場で作った水を無駄にしないように、給水圧コントロールシステム※2の導入や老朽化した水道管の更新に加えて、きめ細やかな漏水調査に取り組み、現在では全国トップレベルとなる有収率95%以上を維持しています。
※1:有収率とは、配水池から家庭へ送った水のうち、料金を徴収できる水量の割合を示します。
※2:給水圧コントロールシステムとは、水圧調整弁により給水圧を適正な圧力にするシステムです。
取り組み内容
松山市の漏水調査は、老朽化した水道管を中心に漏水調査を実施しており、主に下記の方法を用いて調査しています。
戸別音聴調査
家庭内の水道メーターに音聴棒(おんちょうぼう)をあて、漏水音の有無で漏水を判別する調査です。
弁栓類音聴調査
水道管の附属設備(仕切弁・消火栓等)に、音聴棒をあて、漏水音の有無で漏水を判別する調査です。
路面音聴調査
漏水探知機を用いて、道路下に埋設されている水道管の漏水音を、路面上から探知する調査です。昼間に騒音がある場所や交通量が多い場所などは夜間に行います。
相関式調査
漏水箇所をはさむ2点に相関式漏水探知装置のセンサーを設置し、漏水箇所から各センサーまで伝わってくる漏水音の時間差によって、漏水点を算出する調査です。漏水音を管路から直接探知するため、騒音の多い昼間でも調査ができます。
ご協力のお願い
調査のため、ご家庭の水道メーターまで立ち入らせていただく場合がありますので、ご協力いただきますようお願いします。
なお、調査員(専門業者または公営企業局職員)は身分証明書を携帯していますので、もし不審に思われた場合は、身分証明書をご確認いただくか、お問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ
水道管路管理センター
〒790-0042 愛媛県松山市保免中三丁目5-15 水道管路管理棟2階 管路維持管理担当
電話:089-989-8473
