たばこと健康

更新日:2023年4月27日

 喫煙は、がんや循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を含む呼吸器疾患、歯周病など、さまざまな疾患の主要な原因となります。
 また、たばこの煙は、喫煙者だけでなく、喫煙者の周囲の人にも、受動喫煙による肺がんや脳卒中などの危険因子となります。特に小さな子どもや妊婦、患者等は受動喫煙による影響が大きいため、一層の配慮が必要です。

 松山市では、喫煙による健康影響の正しい知識の普及・啓発、禁煙相談、受動喫煙防止の推進に取り組んでいます。

たばこの害

 たばこの煙には、約5,300種類の化学物質が、その中には約70種類の発がん性物質が含まれています。これらの物質は、のどや肺など、たばこの煙に直接触れる場所だけでなく、血液を通して全身に運ばれ、がんの原因になります。

禁煙指導を行っている医療機関

受動喫煙を防ぎましょう

 たばこの煙の有害物質は、たばこを吸う人が直接吸う煙(主流煙)よりも、周りを漂う煙(副流煙)の方が、多量の有害物質を含みます。
 受動喫煙にさらされている人は、病気のリスクが高くなり、日本では受動喫煙を原因とするがんなど(肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群)の年間死亡者数は約1万5千人と推計されています。
 令和2年4月1日から「望まない受動喫煙をなくす」ため、「健康増進法の一部を改正する法律」が全面施行されました。多くの方が利用する施設は、敷地内禁煙や原則屋内禁煙となり、喫煙場所を設置する場合には標識の掲示が義務付けられています。
 詳しくは下記をご覧ください。

イエローグリーンリボン運動

 イエローグリーンリボンは、衣服や名札、バックなどに身に付け、「たばこの煙を吸いたくない」という意思をさりげなく周囲の人に伝えることを目的とした取り組みです。
 リボンを見かけたら、近くでたばこを吸わないでください。

5月31日は世界禁煙デー

 WHO(世界保健機関)では、たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となるよう様々な対策を講ずるべきであるという決議により、毎年5月31日を「世界禁煙デー」と定めています。
 また、厚生労働省でも、同じ趣旨から禁煙デーに始まる1週間(5月31日から6月6日まで)を「禁煙週間」と定め、今年度は、「たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」を禁煙週間のテーマとし、禁煙及び受動喫煙防止の普及・啓発を行うことにしています。

お問い合わせ

健康づくり推進課
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 1階
電話:089-911-1855
ファクス:089-925-0230
E-mail:kenkou@city.matsuyama.ehime.jp

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