道路河川整備課(どうろかせんせいびか)キッズページ
道路は、学校に行ったり買い物や遊びに行ったりといろいろな人が毎日利用している、なくてはならないものです。
道路は、車や人が移動する交通だけでなく、地震・台風などの災害時や停電・火事といった緊急時の救急活動など、私たちの暮らしの中で大きな役割を持っています。
そんな道路に関心を持ってみませんか。
道路は、ネクスコ(NEXCO)が作っている高速道路、国土交通省が作っている国道、愛媛県が作っている県道、松山市が作っている市道といった種類があります。
市道にもいろいろな種類や目的があります。
街路は、まちにある大きな道路(2車線以上の車道と歩道や自転車道がある道路)で、道路沿いには大きな店や病院などが建ち並ぶなどまちの発展に必要な道路です。
幹線道路は、街路や生活道路をつなぐ幅の広い道路で交通量も多く、国道や県道の渋滞を減らす役割も持っています。
生活道路は、幅が4メートルや5メートルくらいでみなさんの家の前にある身近な道路です。救急車や消防車などの緊急車両が家の近くまで入っていくために、道路沿いに住んでいる人たちに土地を譲ってもらうことで道路が広がるなど、みんなの力で作り上げている道路です。
道路が出来るまで(生活道路の場合)
それでは、みなさんが通学や買い物などでいつも使っている道路はどのように作られているのでしょうか?
1.意見や要望を受ける
地元の区長さんなどから、新しく道路を作ってほしいとか、道路が狭いので広げてほしいなどの意見や要望を受けます。
2.調べる
車や人が通るのに危険なところがないか、新しい道路や今の道路が広がることでどのくらい便利になるかを調べます。
3.計画する
道路の幅がどれくらい必要か、どの場所に道路を通せばよいかなどの計画を立てます。
4.説明する
地元の代表者や土地を譲ってもらう人などに道路の幅や曲がり角の形がどのようになるかなど、道路の計画について説明します。
5.土地を譲ってもらう(用地補償) くわしくはこちら
道路を新しく作ったり広げるために必要な土地を譲ってもらいます。(土地を買ったり、もらったりします。)
6.工事をする
土を掘ってコンクリートの壁(擁壁)や雨水を集める桝などを作ったり、通りやすいようにアスファルトで舗装をします。
工事中は危険ですので、いつも通っている道路が通れなくなったり(通行止め)別の道路を通ってもらう(迂回)ようになりますが協力してください。
7.道路の完成
みんなの協力があって、安全で便利な道路ができました。
これからも道路を大切に使ってください。
なぜ道路の工事は秋から春の間に多いの?
道路を作ったり広げたりする時は水路も一緒に工事することが多く、田植えから稲刈りが終わるまでの間は田んぼに多くの水が必要なため工事ができなかったり難しかったりします。そこで、農業に影響が少ない秋から春の間に工事が多くなります。
水路に蓋をすれば、簡単に道路が広がるのに!
水路に蓋をすることで、田んぼに水が入れにくくなったり、水路の中の掃除が大変になるなどの問題ができてしまいます。そこで、地元で水を管理する人(改良区や水利組合など)の意見を聞きながら道路を作ったり広げたりしています。