用地補償(ようちほしょう)キッズページ

更新日:2021年4月20日

ようちほしょうじむのおはなし

わたしたちのお仕事は、新しい道をつくるためのお手つだいをすることです。
今回は、新しい道ができるまでのおはなしをするよ。

とちってどんなもの?

まず、「土地」について、少し知っておこうね。
あなたは、おうちの人に「よそのお庭に入っちゃいけません!」って、しかられたことはあるかな?
みんながいつも(そと)で歩いている地面。おとなの人は「土地」という言い方をすることもあるね。
実は、土地にはみんな、目には見えないけれど、区切りの線があるんだ。
「おうちの庭」と「道」の区切りは、分かりやすいよね。
その見えない線で区切られた「土地」には、それぞれ「持ち主」がいるんだよ。
あなたが自分の持ち物を勝手に使われたら、いやな気持ちがするように、「だれかの土地」に勝手に入ったら、その人がいやな気持ちになるよね。
だから、「だれかの土地」には、勝手に入ってはいけないんだ。

みちはだれのもの?

それでは、「道」は、だれの土地なんだろう?「道」の持ち主は、だれなのかな?
答えは、「道」は、「みんなの土地」。だから、みんなが自由に通ることができるんだね。
もし道がなかったら、(そと)に出てもどこにも行けなくなってこまってしまうよね。
だから、道をつくるのは、わたしたちのとても大切なお仕事なんだ。

あたらしいみちをつくるためのしごと

さて、新しい道をつくるには、どうすればいいんだろう?
全部の「土地」には「持ち主」がいることは、さっき分かったよね。
土地に「持ち主」がいるということは、言いかえれば、みんなが「ここに新しい道があったらいいなあ」と思うところには、いつも「だれかの土地」があるということ。
道をつくるためには、それぞれの土地の持ち主に会って、「道をつくりたいので、あなたの土地をください」とおねがいをしなくちゃいけない。
そのおねがいをするのが、わたしたちの仕事です。

だれかのとちをわけてもらうために そのいち

ところで、みんなが持ち物を手に入れるときに、お金を出して買ったりするように、「土地」も、お金を出して買うことができるんだ。
だから、わたしたちは道をつくるときはいつも、「だれかの土地」を買うためには、どれくらいのお金がかかるのか、考えているよ。
たとえば、お店でみかんを買うときに、きれいなみかんと「きず」のあるみかんが置いてあったら、きれいなみかんを買うほうがたくさんのお金がかかるよね。
同じように、「土地」も、人がいっぱい住んでいるところ、学校や公園、駅やお店に近いところのほうが、買うのにたくさんのお金がかかるんだ。
また、「大きい土地」「小さい土地」でも、かかるお金はちがってくるよ。
だから、「土地」を買うためのお金を計算するのは、とても大切な仕事なんだ。

だれかのとちをわけてもらうために そのに

また、新しい道をつくりたい「だれかの土地」には、家があって人が住んでいることがあるんだ。

そんな土地に道をつくろうと思ったら、住んでいる人に「ひっこし」をしてどいてもらわないといけないよね。

新しい家をつくったり、ひっこしをしたりするためには、たくさんのお金がかかってくるよ。

だから、そのお金がいくらになるのかを計算して、そこに住んでいる人に「このお金をあげますから、新しい家をつくってひっこししてください」とおねがいするのも、わたしたちの大切な仕事なんだ。

みんなのとちがみちになるまで

こうして、お金をはらって売ってもらった土地は、「だれかの土地」から「みんなの土地」になるんだ。そのままではみんなが通るのにあぶないから、道をつくるための工事をして、やっと新しい道ができるんだよ。

「ここに新しい道をつくりたいなあ」とみんなが思ってから、新しい道ができあがるまでは、とても長い年月がかかるよ。

どんなに早くても2年くらい、長いときは何十年もかかることもあるんだよ。

まとめると・・・

わたしたちのお仕事は、むずかしい言葉で表すと「用地補償事務(ようちほしょうじむ)」といいます。

どんなお仕事か、まとめてみるよ。

1 新しい道や公園をつくろうと思っているところの「だれかの土地」がどのくらいのお金を払えば買えるのか、計算すること。

2 「だれかの土地」に家がたっているときは、新しい家をつくってひっこしをするのにどのくらいお金がかかるかを計算すること。

3 「だれかの土地」を「みんなの土地」にするために、土地の持ち主におねがいをすること。

お問い合わせ

道路河川整備課

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