税金(ぜいきん)が決まるまで 個人市民税(こじんしみんぜい)

個人市民税について聞きたいニャ~。

それでは説明しよう。個人市民税は、おもに会社からもらった給料や自営業でもうけたお金にかかる税金なんじゃ。
ところで、みんなは所得税というものは聞いたことがあるかな?じつは所得税も会社からもらった給料や自営業でもうけたお金などにかかる税金で、所得税は国に、個人市民税は市に納めるものなんじゃ。それをふまえて、金額が決まるまでの流れを見てみよう。
まず、給料やもうけを報告してもらいます。
会社員の人は会社がまとめて報告します。
給料から所得税をひいておいて国(税務署)に納めたり、市(市役所)に『だれにいくら給料をはらったか』報告したりします。
自営業の人は自分で国(税務署)にもうけを報告し、所得税を納めます。これを確定申告といいます。
確定申告をすると、市役所は税務署から確定申告書の写しを受け取ります。
そして、これらの報告を材料にして税金の額を計算します。
この計算は、基本的には給料やもうけが多い人ほど税金が高くなるようにできています。
金額が決定したら、本人や会社にだれにいくら個人市民税を納めてもらうか通知します。

どうじゃな?わかったかな?
個人市民税は会社や本人からの報告があってはじめて計算できるんじゃ。だから会社や自分で商売をしている人は報告する義務があるんじゃよ。