平成27年5月26日 「ふるさと納税」平成26年度実績と平成27年度ふるさと産品公募結果について

更新日:2015年7月1日

  • 日時:平成27年5月26日(火曜日)午後12時30分から
  • 場所:本館3階第1会議室
  • 記者数:17人

議題

  • 「ふるさと納税」平成26年度実績と平成27年度ふるさと産品公募結果について

会見要旨

それでは、本日の議題「ふるさと納税」について説明します。
「ふるさと納税」は、ふるさとに貢献したい、恩返しをしたいという気持ちを寄付という形で表わす制度として始まりましたが、松山市でも『笑顔広がる!まつやま応援寄附金』として、全国の多くの皆さまから、心温まるご寄付をいただいています。
まず、平成26年度の実績ですが、全国各地から、2,688件、5,359万450円のご寄付が集まり、前年度と比べ、件数で約2.8倍、金額でも約2.7倍と大幅な増加になりました。皆さまからのご支援は大変有り難く、この場をお借りして、心からお礼を申し上げます。
今回の増加の要因は、松山市が継続して取り組んできた「松山愛郷会」や各地の「愛媛県人会」への協力要請、そのほか、市有施設の優待クーポン券の配布、また、市外寄付者への「まつやま農林水産物ブランド」の進呈や寄付者とのつながりを重視した「ふるさと便り」の発送に加え、平成26年9月から、申込時にクレジットカードで即時決済できるようになり、利便性が向上したことなどと考えています。あわせて、報道や雑誌などで「ふるさと納税」の制度が、全国的に周知が進んでいる事もあると思います。
なお、いただいたご寄付の使い道は、寄付された方のご希望で、「健康・福祉」「安全・安心」「産業・交流」「教育・文化」「環境・都市」「自治・行政」の6分野、または使い道を私にお任せいただく「市長におまかせ」からお選びいただき、「『瀬戸内・松山』魅力創出事業」「救急ワークステーション整備事業」「児童クラブ室整備事業」「ことばのちからイベント事業」など関連する15の事業で使わせていただきました。そのほか充当額など詳細は、お配りしている資料のとおりです。

次に、平成27年度「ふるさと産品」公募結果です。
これまで、松山市外からの寄付者へ進呈している「ふるさと産品」は「まつやま農林水産物ブランド」とその関連商品14品でしたが今年度、より魅力のある「ふるさと産品」にするため、4月1日から公募し、16社から45品の応募がありました。
今回の公募は、ふるさと納税の推進が目的ですが、あわせて、「ふるさと産品」を製造する市内企業の振興と松山市のPR強化にも繋げたいと考えていますので、応募の条件として、市内に事業所などを有すること、品物に「松山」や「道後」といった松山を連想させる語句を含むこと、または、松山産の原材料を使用していることなどをお願いしています。
45品の内訳は、菓子類、飲料、加工食品ともに15品ずつで具体的な商品は、資料にありますが、いずれも全国の皆さまに「松山」を感じていただける品物が集まったと思います。今回、「ふるさと産品」拡充の趣旨にご賛同いただき、ご協力くださった企業の皆さまに、厚く御礼を申し上げます。
なお、新しい「ふるさと産品」は、6月1日(月曜日)から、松山市ホームページやふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」に掲載し、ご寄付の受付を開始します。
今後も、ふるさと納税を推進するとともに、さまざまな機会を活用して全国に松山の魅力を発信し、「松山に行ってみたい」「松山のものを買ってみたい」「松山に住んでみたい」と思われるまちづくりに取り組んでいきますので、よろしくお願いします。
説明は以上ですが、あと少し報告をさせていただきます。

かねて、遠藤副市長から私に、辞職の申し出がなされていましたが、このたび5月末日付けで退任を承認することにしました。遠藤副市長には、2年9カ月になりますが、本当によく助けていただきました。心から感謝をしています。
とりわけ、市職員時代に培われました、財政や経済分野での豊富な経験と広い人脈を生かし、予算編成や、地域経済の活性化など大いに手腕を発揮していただきました。また、コンプライアンス委員長として職員の意識改革にも取り組んでいただきました。
これまで、大変な激務をこなしていただいた、そのご尽力に感謝しています。
後任につきましては、議会の同意も必要になりますので6月議会で同意いただけるよう調整したいと思います。
以上です。

質疑応答

【遠藤副市長退任】
(記者)
遠藤副市長が辞める理由はどう聞いているか?
(市長)
一身上の都合、と聞いています。後進に、というところもあるかと思います。
(記者)
後進にとは?
(市長)
後進に道を譲る、ということです。
(記者)
市長が任命した人だが、一年余り残して辞めることはどう考えるか?
(市長)
この2年9ヵ月ですが、本当によくやっていただいたと思っています。財政分野、経済分野での経験を生かして、松山市内の企業98%は中小企業が占めていますが、消費税増税への対策も含めて、中小企業の振興を図るために昨年度、遠藤副市長を中心に、25事業、事業費約31億円の中小企業支援関連事業を中小企業支援プログラムとして取りまとめていただきました。大きな功績だと考えています。
また、その中で昨年度新たに「住まいるリフォーム補助制度」を創設して、地域経済の活性化や住宅のリフォームを促して居住関係の向上を図りました。大きな課題である道後温泉本館の耐震化工事などを話し合う、道後温泉活性化推進委員会では委員長として、道後温泉活性化の基本計画や総合的な対策も検討していただきました。
さらに、市役所の仕事は非常に広範囲に及びます。その中でも、市民主体のまちづくりでは、地域コミュニティが一定の裁量を持って自己決定、自己責任によるまちづくりに取り組めるよう「まちづくり協議会」の結成や活動を支援していますが、その推進にも力を注いでいただきました。加えて、松山駅周辺拠点整備の庁内検討委員会や、当時はまだありませんでした「コンプライアンス委員会」を立ち上げて委員長を務めていただきました。松山市の課題解決に向けて本当にご尽力いただいたことに感謝しています。今回任期途中ですが、ご自身の考えもあっていろいろと副市長と話し合った結果です。

(記者)
辞表はいつ出されたか?また、受理したのはいつか?
(市長)
正式に辞意を伺ったのは5月上旬です。しばらくして了承したということです。
(記者)
6月議会を迎える中、副市長が1人になるが、後任についての考えは?
(市長)
当然ながら、新しい副市長を迎えて、業務に支障がないように協力してやっていきたいと思っています。できれば6月議会で副市長不在にならないようにしていきたいと考えています。
(記者)
6月議会は6月12日から7月までだが、副市長就任の具体的な日は?
(市長)
できるだけ空白にならないように努めていきたいと思います。
(記者)
後任の人選はどのように?
(市長)
副市長の人事案件は、議会の同意が要りますので、6月議会で同意をいただけるよう調整していきたいと思います。また、公にできる段階になれば皆さんにお知らせします。
(記者)
今の松山市の課題を踏まえて、どういう人材を考えているか?
(市長)
やはり私の政治姿勢を理解していただいて、共に進める方というところが非常にポイントになろうかと思います。

(記者)
意中の人はいるのか?
(市長)
いいえ。これはまた皆さまにお話する段階になればお話ししたいと思います。
(記者)
正式に5月の上旬に辞意を示されたとのことだが、相談は以前からあったのか?
(市長)
副市長ですから、かねてからいろいろな話はしますので。
(記者)
そういう話が出てきたのはいつ頃からか?
(市長)
そうですね、いつ頃というのは、なかなかはっきり覚えてはいないのですが。
(記者)
遠藤副市長は前中村市長時代も要職に就いておられたが、今回の件は中村知事への報告はあったのか?
(市長)
市長のすぐそばで支えてくれる副市長のことですから、市長として考えていくべきことと考えています。
(記者)
もう報告済みか?
(市長)
これは大事な案件ですから、一般論ですが、案件によっては相談するものもあるし、なかなか相談できないものもあるということです。
(記者)
中村知事への報告は結局、したのかしていないのか?
(市長)
こういうことは、皆さんにお伝えすることなのでしょうか。市長の立場をいただいていますから、いろいろな意見があります。さまざまな案件で知事を含めて、いろいろな方に相談することももちろんあります。私の支援者も周囲で支えてくれる人ということになりますから、いろんな相談をする人がいます。それが、市長の状況ということではないでしょうか。

【ふるさと納税】
(記者)
松山市の4月、5月の件数や支払額の具体的な数字は?
(市長)
具体的な数字ですので、納税課からお答えします。
(納税課長)
4月は、594件、779万7000円です。
5月は、25日現在で、220件、386万5千円です。

【学校給食・保育所給食】
(記者)
ここ数ヵ月、小中学校の給食に関する案件が続いていると思うが、所感は?
(市長)
昨日は保育園ですが、小さい子どもたちの食べ物ですから細心の注意を払って調理をしなければならないと思っています。残念ながら、異物が混入したことは申し訳なく思っています。担当部署に、保育園での調理員の適切な調理の再指導や調理工程の徹底管理を指示しています。
また、学校給食でも同様に注意喚起するよう指示しました。木片のようなものということですので、原因を調査中です。木片なのか、木片に似せたものなのか分かりませんが、納入材料の経路なども含めて調査し、結果を見てしっかり対応していく必要があると考えています。
(記者)
例えば、新しくマニュアルを作り直すなど、具体的な対応は?
(市長)
該当の松山保育園には職員を派遣して、調理工程の指導などを行い、引き続き適切に給食を提供したいと思っています。先ほど申し上げたとおり今調査中ですが、原因によって対策は変わってくると思いますので、しっかりと調査して、継続して市全体で安心安全な給食が提供できるようにしていきたいと思います。
共同調理場は、夏休みにはこれまでの消毒に加え、新たに専門業者の点検を行う予定です。また、夏休みを待つことなくできることから取り組むよう指示しており、5月18日(月曜日)から職員が臨時点検を開始しています。他の共同調理場でも日々の点検を強化しているところです。
(記者)
どの範囲の共同調理場での指示か?小中学校も含めてか?何ヵ所あるのか?
(保健体育課担当)
全ての共同調理場を対象に実施しています。共同調理場なので、幼稚園、小学校、中学校全てに提供するようになっており、全部で18カ所です。
(記者)
松山保育園だが、給食の提供を中止しないのか?
(市長)
故意に混入された可能性は極めて低いと思われますので、調理過程で徹底した管理、確認をして調理するよう指示しています。園内の物品などで同様の素材のものは見つかっていませんし、昨日、同じ業者さんから材料を納入している他の3園では同様のことはありませんでした。

※質疑応答は内容を要約しています。

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