平成27年1月5日 平成27年松山市年賀交歓会

更新日:2015年1月20日

 皆さま、明けましておめでとうございます。
 皆さま方には新年早々、大変お忙しい中、このように松山市総合コミュニティセンターにお集まりをいただきまして、本当にありがとうございます。関係団体の皆様方、そして多くの御来賓の方をお迎えして、このように年賀交歓会ができますことを心から感謝申し上げます。
 さて、だいたいこのような席では市長は15分とか、20分とか話すものと思われているかもしれませんが、今日は10分に凝縮して、お話をさせていただけたらと思います。
 先ほどコミュニティプラザで、名刺交換をさせていただきましたが、実は松山市長の名刺はちょっと変わっています。
 新年になりまして、新しい名刺にしましたが、普通の名刺は表裏で一枚ですが、私の名刺はちょっと変わっていまして、このように開くと広がります、また開くとさらに広がります。表が4枚、裏が4枚、あわせて8枚、末広がりです。1枚の名刺では松山の魅力は語りつくせません。
 この名刺に紹介が書いてあるように、松山市では、「いかす」まちづくりを進めています。この「いかす」というのは頭文字で、「いかす」の「い」は松山に「行きたい」。「いかす」の「か」は松山のものを「買いたい」。松山の農林水産物、商品などがこの中に入っています。そして、「いかす」の「す」は「住みたい」です。松山は全国の中でも住みやすいところです。できれば移住をしていただきたいなと思っています。そういう「いかす」の言葉を加えた新しい名刺になっていますので、またお会いしたときには、名刺交換をさせていただければと思っています。
 さて、昨年の11月16日に松山市長選挙がございまして、おかげさまで、これは票数を誇るということではなくて、一票一票を大事にしたい、お一人お一人を大切にしたいという思いから述べさせていただきますが、12万5,334票という大きな御支持をいただきまして、また4年間、市長の仕事をさせていただくことになりました。
 市長も、一人の人間です。できることには限りがあります。皆さまにお力添えをいただいて、また前に向かって進むことができるようになりましたので、改めて御挨拶をさせていただいたらと思います。これからも一生懸命、愛する松山のために仕事を重ねていきたいと思っていますので、今後も皆さま方の御協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 1期目は「一人でも多くの人を笑顔に、全国に誇れる、わがまち松山」というキャッチフレーズを掲げ、活動をさせていただきました。観光、環境、防災の分野などで、おかげさまで松山市は全国に誇れるまちづくりができています。
 また、昨年、嬉しいことに、松山城が「行ってよかった!日本の城ランキング2014」で2位に選ばれました。
 そして、道後温泉は、「ココロ潤う。おんな一人旅に人気の温泉地ランキング」で、全国にたくさんの温泉地がありますが、1位に輝きました。
 これらのランキングでは、地元の皆さま方のおもてなしが嬉しかったということで、松山城や道後温泉の得点がぐーんと上がりました。「地元の方々が観光のときに優しく声をかけてくれた」、「ボランティアガイドさんが優しく声をかけてくれて嬉しかった」、そういったところで、松山の評価がぐっと上がりました。本当に皆さまのお力添えのおかげで、前に向かって進んでいると感じています。
 今日は、これから松山市で大事にしたいと思っている2つの連携について述べさせていただきます。
 皆さま方もよく聞かれると思いますが、「地方創生」と最近特に言われるようになってきました。そのような中、連携できることが非常に大事になってくると思います。
 まず一つ目の連携は自治体間の連携です。全国には47都道府県があり、その中で愛媛県には20市町があります。中村知事のリーダシップのもと、愛媛県は20の市と町が協力して物事を前に向かって進められるオール愛媛の体制ができています。
 全国には1700以上の市町村がありますが、都道府県の中で、市町村が一緒になって物事を進められることは、なかなか少ない例だと思います。
 国自体が一千兆円の借金を抱えている中で、これから地方に回ってくるお金が増えるとはとても考えにくい。一方、少子高齢化が進んでいます。社会福祉にかかるお金は増えますが、働いて、まちづくりのエネルギーである税金を納めてくださる方は少なくなる。そういう中で、限られた予算で全国の自治体はやっていかなくてはならない。全国の地域間競争の中で連携ができるのと連携ができないのでは全く違います。この自治体間の連携をしっかりとしながら、前に向かって進めていくことがまず一つです。

 二つ目には、市民の皆さんとの連携が大事だと思っています。これまで私は、市役所で待っているのではなくて地域に出かけていこう、そして、意見を聞かせていただこう、市政に反映させていただけるものはすぐに反映しようということで、タウンミーティングを重ね、市内41地区を2巡りさせていただきました。市民の皆さんと連携して、まちづくりができる道筋が今できています。市民の皆さんに参画していただいて、計画をしていただくまちづくりからもう一つ進めて、市民主体のまちづくりを進めていきたいと思っています。
 さて、これからの松山は、大いに目に見えて変わっていきます。松山外環状線は松山インターチェンジから空港に向かって、どんどん伸びていく。そして、中心商店街もラフォーレ原宿松山跡地の工事が今年の夏に完了します。1階、2階がテナント、3階、4階がブライダル、5階から13階がホテルで、13階の最上階には展望露天風呂が造られるそうです。
 お風呂というともう一つ。道後温泉椿の湯は、地元の方々からアイデアをいただき、はるか昔、飛鳥時代に女性の帝がこの道後の湯に入りに来られた話をもとにして、「女帝の湯」と露天風呂が整備されます。
 花園町も変わっていきます。すでに実際に工事が始まっています。現在、地下で、電線の地中化工事をしいるところで、もっと歩く人や自転車の人に優しく、これからの時代にふさわしい空間改変を行っていきます。
 松山外環状線が変わっていく、松山駅も変わっていく、中心商店街も変わっていく、道後も変わっていく。目に見えて変わっていきますけども、変わってよいものと変わってはいけないものがあります。
 私の就任時からの姿勢である、現地・現場を大切にする、私の方から出て行く、市民目線を大切にしていく、これは変わらずにやっていきたいと思っています。
 一方的な市政、押し付けの市政はせず、とにかく市民の皆さんと一緒に、「幸せ実感都市 まつやま」を今年も築いていきたいと思っていますので、皆さま方のお力添えを切にお願い申し上げまして、年頭にあたっての松山市長としての御挨拶とさせていただきます。
 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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