市之井手浄水場

更新日:2022年1月18日

○浄水場


浄水場全体図

*場内展示物

○浄水工程

 市之井手浄水場では以下の工程を経て、安全安心な水をご家庭まで送り届けています。

1 着水井

石手川ダムから放流された水をダムの下流2,500メートルに設けられた取水堰で取込み、
取水堰の沈砂池から直径1,200ミリメートル、長さ2,000メートルの導水管で送られてきた水に
濁りを凝集するポリ塩化アルミニウムと、
鉄やマンガンを除去する次亜塩素酸ナトリウムといった薬品を注入します。

2 薬品混和池

高低差を利用して、
着水井で注入した薬品と水をよくかき混ぜます。

3 フロック形成池

水と薬品をフロキュレータという板でゆっくり攪拌(かくはん)しながら、
フロック(ポリ塩化アルミニウムが不純物や細菌などの
濁りを吸着して大きくなった塊)をつくります。

4 沈澱池

次第に大きくなったフロックは、
この沈澱池(ちんでんち)を通る間に池の底に沈みます。
沈澱(ちんでん)の効果をあげるため、
沈澱池(近景)の左側のような傾斜板(ビニール板)を取り付けています。

5 急速ろ過池

沈澱池でほとんどきれいになった水(上澄み)をさらに砂の層でこし、
水中に残っている小さなフロックを取り除きます。

6 塩素混和池


塩素混和池

次亜塩素酸ナトリウムを加え消毒し、
安心して飲める水にします。

7 送水ポンプ室


送水ポンプ室

山の中腹など高台にある配水池にポンプで水を送ります。

8 場内配水池

市之井手浄水場内にある配水池で、
この芝生の下には約19,500立方メートルの水があります。
なお、市之井手浄水場から送り出している配水池はこのほかに
東野、溝辺、城西、県庁裏、松山総合公園の
配水池があります。

○その他展示物

以下は市之井手浄水場の中庭に展示している機器です。

1 油圧駆動式仕切弁


油圧駆動式仕切弁

弁の大きさ
 900ミリメートル
弁の高さ
 4,270ミリメートル
機能
 油圧で弁体を上下に動かし、
 水を流したり止めたりするための機械です。
 石手川ダムから水を取り出すために使用していました。
使用期間
 昭和47年(1972年)から、
 平成27年(2015年)まで、
 石手川ダム取水塔で43年間使用しました。

2 流量調整弁


流量調整弁

直径
 1,200ミリメートル
機能
 浄水場に取り入れる水の量を調節したり、
 止めたりする弁です。
 昭和47年から平成13年まで29年間
 市之井手浄水場で使用しました。

3 水中ポンプ


水中ポンプ

電圧
 440ボルト
出力
 110キロワット
押し上げる力
 31メートル
送水量
 1日当り20,000立方メートル
機能
 井戸の中に全体を沈めて、
 水をくみ上げる機械です。

4 集水管


集水管

材質
 ステンレス(巻線型スクリーン)
直径
 900ミリメートル
機能
 重信川(出合橋下流)の川底(深さ4メートル)に埋めて、
 川底を流れる伏流水を取水する装置です。
 平成2年から使用しています。

お問い合わせ

浄水管理センター

〒791-0101 愛媛県松山市溝辺町65 市之井手浄水場内管理本館3階

電話:089-977-0198

E-mail:kg-jousui@city.matsuyama.ehime.jp

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