地域クラブ活動の賠償責任について

更新日:2026年7月14日

地域クラブが抱えるリスクについて

運動・スポーツ中の事故は、どのように注意をしていても、発生する可能性があります。
そこで、松山市教育委員会では、こうしたリスクに適切に対応するため、部活動が地域展開され主に休日に活動している「各地域クラブ活動」を行うに当たって、必ず「スポーツ安全保険」に加入していただいたり、各地域クラブ活動の指導者に対して研修会を行ったりしています。
地域クラブが社会教育活動を行い、その活動中に事故が発生した場合、高額な賠償責任を負う可能性があります。昨今のスポーツに関する重大な事故の発生を踏まえ、地域クラブ活動の役員や指導者に、リスクを正しく理解し適切に対応していただけるよう、このページを作成しました。

スポーツ安全保険について(活動している指導者と生徒個人の補償について)

松山市教育委員会では、各地域クラブ活動の際に必ず「スポーツ安全保険」に加入していただいています。
スポーツ安全保険には、傷害保険、賠償責任保険、突然死葬祭費用保険が含まれています。
傷害保険は、団体での活動中及び往復中に、急激で偶然な外来の事故により被った傷害による死亡、後遺障害、入院、手術、通院が補償されるものとなっています。また、賠償責任保険は、生徒や指導者(保険加入時の団体員名簿に掲載されている方)が、他人に怪我をさせたり、他人の物を壊したことによって、法律上の損害賠償責任を負った場合に対象となります。詳しくは、「スポーツ安全保険のあらまし」などの資料を御確認ください。

スポーツ安全保険と災害共済給付の比較
保険

スポーツ安全保険((公財)スポーツ安全協会)

災害共済給付((独行)日本スポーツ振興センター)

活動

地域クラブ活動

運動部活動

傷害保険 死亡 3,000万円 3,000万円
後遺症(最高) 4,500万円 4,000万円
入院・通院

入院4,000円/日

通院1,500円/日
医療費の3割+1割
賠償責任保険

対人・対物賠償合算1事故:5億円

ただし、対人賠償は1人 2億円
なし

スポーツ安全保険だけでは補償できないリスク(団体賠償責任について)

スポーツ安全保険だけでは補償できないリスクも存在します。「地域クラブ(団体)」の責任が問われる組織的な責任は、スポーツ安全保険では補償されません。このほか、保険対象外の臨時スタッフの過失によって団体が負う責任は、スポーツ安全保険だけでは補償できない場合があります。

(参考)高校生のサッカー大会時の落雷事故について、結果回避義務を怠ったとして、学校と大会主催者双方の過失が認定された事例

  • A市で開催されたA市体育協会主催のサッカー大会において、高校1年の男子生徒(当時16歳)が試合中に落雷の直撃を受けました。生徒は救命されましたが、失明や四肢麻痺などの極めて重い後遺障害を負いました。
  • 被害者側は、学校と大会主催者の体育協会を相手に損害賠償を求めて提訴。一審・二審は「落雷の具体的予見は困難だった」として請求を棄却したものの、平成18年3月に最高裁が予見可能性を認めて高裁に審理を差し戻しました。
  • 差し戻し審(平成21年高裁判決)では、上空の暗雲や遠雷といった予兆から具体的危険性を予見でき、近くのコンクリート柱などの安全な場所に避難させる結果回避義務を怠ったと判断。学校と主催者双方の過失を認定し、連帯して約3億円の支払いを命じる判決を下しました。

また、団体が責任を負うからといって、現場でミスをした指導者個人や、安全管理体制の構築を怠った代表者個人の不法行為責任が免除されるわけではないということも注意が必要です。

リスクへの対応策について

保険を活用したリスクへの対応

上記のスポーツ安全保険だけでは対応できないリスクへの対応として、他の保険への加入は有効な手段です。
スポーツ庁のホームページ「スポーツの事故について」の中で、「運動・スポーツにおける安全対策の評価・改善のためのガイドライン(試行版)」が公表されています。この中で、賠償責任保険が具体的に紹介されていますので、参考にしてください。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/list/1372002.htm(外部サイト)
また、様々な保険会社で、「施設賠償責任保険」やスポーツ団体用の保険が販売されています。商品によっては、団体が意図する補償額を設定できるものや、訴訟対応費用を補償する特約をつけられるものがあります。詳細は保険代理店にお問い合わせください。
なお、令和8年度は、松山市が各地域クラブ活動に対して支払っている助成金(委託料)を活用して、各地域クラブはこうした保険の保険料を支払うことができます。

重大な事故を発生させない体制づくり

重大な事故を発生させないことが、最も大切です。
松山市教育委員会では、地域クラブ活動の指導者に対して、安全管理等に関する研修を行い、地域クラブ活動の関係者にこれらの内容を理解していただき、実践していただくよう要請しています。

(参考)松山市教育委員会が実施している研修の内容

  • 部活動との連携(部活動の意義・方針を含む。)
  • 生徒指導上の留意点
  • 健康管理上の留意点(熱中症、救命救急等)
  • 暴力・ハラスメント行為の防止
  • 体罰、暴言その他ハラスメントの禁止
  • 安全管理(施設等の安全確保、天候への注意)

 
スポーツ庁のホームページ「スポーツの事故について」の中で、「運動・スポーツにおける安全対策の評価・改善のためのガイドライン(試行版)」や「チェックリスト」が掲載されているほか、事故の防止に関する様々情報が掲載されていますので、各地域クラブの役員や指導者の皆様は是非ご覧いただき、スポーツにおける安全の確保に努めてください。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/list/1372002.htm(外部サイト)

お問い合わせ

保健体育課

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階

電話:089-948-6595

E-mail:kyhotai@city.matsuyama.ehime.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

中学校運動部活動の地域展開

  • 地域クラブ活動の賠償責任について

情報が見つからないときは

よくある質問

広告枠

※広告の内容等に関する一切の責任は、広告主等に帰属します。松山市が推奨等をするものではありません。

サブナビゲーションここまで