松山市学校施設耐震化推進計画

更新日:2020年1月31日

 学校施設は、多くの児童生徒等が一日の大半を過ごす学習、生活の場であるとともに、地震等の災害発生時には地域住民の応急的な避難場所としての役割を果たすことから、充分な耐震性能を備えることが重要です。
 松山市では平成15年度から学校施設の耐震診断を実施し、その結果に基づき、平成19年1月に「松山市学校施設耐震化推進計画」を策定しました。この計画に沿って、学校施設の耐震化を進め、平成28年度に完了しました。(「松山市小中学校施設の耐震化状況一覧表」)
 なお、法律の改正により、耐震診断の結果をIs値等の具体的な数値で公表することが義務付けられておりますので、あわせてお知らせいたします。
 Is値等の数値の意味については下記の【用語等について】の説明をご覧ください。

耐震診断の結果および耐震化状況

小・中学校校舎耐震化事業

耐震化工事は一覧表のとおりです。
なお、平成27年度に計画を見直し、耐震化完了予定年度を平成29年度から平成28年度に前倒ししました。(耐震化完了)

用語等について

  • 構造耐震指標(Is値)

 建物の耐震性能を表わす指標です。

 地震に対する建物の強度と、建物のねばり強さを示す値で、この値が大きいほど、耐震性能が高くなります。

《Is値の目安》

  Is値 < 0.3       → 地震に対して危険性が高い

  0.3 ≦ Is値 < 0.6 → 地震に対して危険性がある

  0.6 ≦ Is値       → 地震に対して危険性が低い

 文部科学省では、補強後のIs値は、概ね0.7を超えることとしています。

  • 保有水平耐力(q値)

 鉄骨造の建物について2次診断により算出される建物の保有水平耐力(建物が地震による水平方向の力に対して対応する強さ)に係る指標値です。

 Is 値と同様、数値が高い程良いといえます。

《q値の目安》

  q値 < 0.5       → 地震に対して危険性が高い

  0.5 ≦ q値 < 1.0 → 地震に対して危険性がある

  1.0 ≦ q値       → 地震に対して危険性が低い

  • 建物の形状(SD)や累積強度(CT)の指標(CT×SD値)

 鉄筋コンクリート造の建物について2次診断により算出される建物の形状(SD)や累積強度(CT)に関する指標です。

 Is 値と同様、数値が高い程良いといえます。

《CT×SD値の目安》

  CT×SD値 < 0.3 → 地震に対して危険性がある

  0.3 ≦ CT×SD値 → 地震に対して危険性が低い

  • 新耐震基準

 昭和53年の宮城県沖地震などの大規模な地震を契機として、昭和56年に建築基準法の耐震性能に関する部分が改正されたものです。昭和57年以降に建設された建物は、新耐震基準で建設されています。

 阪神・淡路大震災においては、新耐震基準で設計された建物には大きな被害がなかったことが報告されています。

  • 対象外となっている建物

 昭和56年度以前に建設された旧耐震基準の建物のうち次のものについては、文部科学省告示により耐震診断を行う必要がないものとされています。平屋建ての倉庫等が該当します。

 木造以外の校舎等で階数が1かつ床面積の合計が200平方メートル以下のもの

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お問い合わせ

学習施設課

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館1階

電話:089-948-6607

E-mail:kygakushu@city.matsuyama.ehime.jp

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