女性の防犯対策
更新日:2022年2月3日
痴漢やわいせつ犯罪から身を守るための自己防衛対策
一人暮らしの女性を狙った痴漢やわいせつ犯罪が増えています。このような犯罪から自分の身を守るための対策として、次のことに心がけましょう。
尾行対策
尾行や下見については、それ自体が犯罪と言うより、性犯罪等の準備行為であるといえます。被害を予防するため、次の習慣を身につけましょう。
- 勤務先や学校から帰るとき
- 学校や会社を出るときは、周囲に不審者がいないか警戒する癖をつける。
- バスや電車を利用する場合も昇降時に周囲を警戒する。ひとりで帰らず、できるだけ複数の者と行動をともにする。不安な場合は、送ってもらうか、タクシーを利用する。
- 帰宅途中
- 通勤・通学の時間やコース、バスや電車の駅を変えるなど行動パターンを読まれないようにする。
- 防犯ブザー等の防犯器具を身につけておく。
- できるだけ明るく人通りの多い道を選ぶ。
- 不審者が尾行していないか後ろを確認し、ついてくる場合は付近の通行人に助けを求める。
- 車を運転する場合は、バックミラーで不審な車が尾行していないか確認する。不安に感じる場合は、コースを変えて尾行されているか確認し、それでもついてくる車等があれば、近くの交番や知り合いの家に逃げ込み、助けを求める。
- 自宅付近
いきなり自宅に帰らず、自分の居住区域に入った段階で尾行をチェックする。
- 曲がり角を曲がってから、立ち止まったり、逆行してみる。
- 大きなウィンドガラスの前に立って、ガラス越しに自分の後ろを確認する。
- 事前に連絡し、家の近くまで迎えに出てもらう。
居住空間の対策
自宅に帰ったとたん、安心して注意を怠ったため、おそわれたという事例も多くあります。一般的に女性は、外出時には尾行されていないか警戒しても、帰宅した時や家にいる時は、安心して注意を払わない傾向があるようです。ホッとして、気を抜いた瞬間におそわれるケースが多いことから、次のことに注意しましょう。
- 玄関
- 玄関を開けると同時に犯人に押し込まれることがあるため、玄関を開ける前に必ず周囲を確認する。
- いつでも作動するように、あらかじめ防犯ブザーを準備しておく。
- 物陰等に不審者がいる場合は、110番したり大声を出して近隣に助けを求める。
- ワンドア・ツーロック以上の鍵を取り付け、ピッキング対策やサムターン回し防止のための対策をしておく。
- ドアチェーンやドアスコープをつけ、訪問者があってもいきなりドアを開けない。
- 宅配業者等であっても、知らない訪問者には必ずドアチェーンを掛けたまま対応する。
- 自動扉・エレベーター
- オートロック式の共同玄関があるマンションは、オートロックが開いているわずかな間に一緒に入られるケースもあることから、必ずその手前で周囲を確認する。
- エレベーターの中は密室であり、エレベーター内でおそわれるケースがあることから、乗降時には特に注意し、場合によっては階段を利用する。知らない異性と2人で乗るのは避け、同性の人と一緒に乗るようにする。
- 窓
- 薄いカーテンは中の様子が容易に分かり、特に、夜間は明るい家の中の様子がよく分かるため、厚手のカーテンをつける。
- 自宅に帰ったら、カーテンを閉め外から家の中の状況が分からないようにする。
- ワンドア・ツーロックを基本とし、2階以上の窓でも開けっ放しにしない。
- その他
- 女性の一人暮らしの場合は、表札や郵便受けに男性の名前を併記し、一人暮らしであることがわからないようにする。
- 干し物に男性の服や下着を混ぜたり、見える場所に男物のサンダルを置いておく。
- 週に何日かは、室内の電灯やテレビ等をつけたまま外出したり、タイマーで帰宅時間より早い時間から明かりが点るようにするなど、同居者がいるように装う。
- 女性の一人暮らしは、防犯上の環境が優れた地域や建物を選び、できる限り1階は避ける。
- 表札やドア、その周辺に「○、×、123」など一定のマークを付け(マーキング)、それを目印として仲間に情報を伝達したり、犯罪に利用することもあるため、マーキングを見つければすぐに消しておく。
お問い合わせ
市民防災安全課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館5階
電話:089-948-6795
