水質についてのQ&A
更新日:2024年3月28日
水道水の水質についてのお問い合わせ先
松山市公営企業局 浄水管理センター 水質管理担当
所在地:松山市溝辺町65(
電話:089-977-0510
Q1 水道から赤い水が出ます。
A1
朝の使い始めなど、古くなった屋内の水道管から鉄さびとともに赤い水が出ることがあります。
また、工事などにより水量が急激に変化したことで管内のサビがはがれた場合におこります。
バケツ等に汲み置きして、澄んだ水を使ってください。
通常は、しばらく流すときれいになります。このとき流した水は捨てずに、掃除や植木、庭のまき水など飲用以外に利用しましょう。
いつまでも解消されないときは、浄水管理センター(水質検査担当) 電話:089-977-0510までご連絡ください。
なお、鉄による赤水を誤って飲んでしまっても、健康に害はありません。
赤い水のイメージ
Q2 白い水、白い湯が出るのですが。
A2
これは、水の中に空気が混じり、白く見えるものです。また、湯沸器で急激に加熱した場合なども水中に溶け込んでいる空気が気泡となって、白く見えることがあります。
なお、すべての蛇口で同様の現象が見られる場合は、水道本管に空気が混入したためと考えられますが、この場合も安全性について心配ありません。
ガラス容器に汲んで下の方から徐々に透明になるようなら、安全性について心配ありません。
白い水のイメージ
Q3 お風呂の水が青いのですが。
A3
光が水に当たると、青い光が散乱され、赤い光が吸収されるため、海や湖は青く見えます。家庭でも、風呂などの大きな容器に水を溜めた場合に、これと同じ現象で青く見えることがあります。
特に青の補色であるアイボリー系のカラー浴槽などに多い事例です。
安全性については、心配ありません。
Q4 水に茶色や黒色の粒が混ざっています。
A4
粒が硬く茶色ぽい場合は水道管の鉄さびです。朝の使いはじめなど、古くなった屋内の水道管から出ることがあります。
粒が柔らかく黒い場合は給水装置(蛇口)に使われているゴムであると思われます。パッキンのゴムの劣化により、栓の開け閉めを行った際に細かく砕けて蛇口から出てくるのが原因です。
鉄さびは、通常は、しばらく流すと粒は無くなります。誤って粒を飲んでも安全性について心配ありません。
ゴムの場合は、パッキンを交換する必要があります。
また、一部のメーカーのシングルレバー混合栓に使用している給水ホースから黒いゴムが流出することがあります。メーカーにご連絡、ご相談ください。
Q5 カルキ臭・塩素臭を感じます。
A5
水道水は法律により塩素消毒が義務づけられており、蛇口の残留塩素が0.1ミリグラム/リットル以上検出されなければならないと定められています。塩素は水中の細菌を殺す働きをしており、これがないと水道水が病原菌で汚染されるおそれがあります。カルキ臭・塩素臭は水道水が病原菌などの汚染から守られていることを表しているのです。
容器に汲んで、ふたを開けたまま一晩汲み置きすると、塩素が抜けます。塩素が抜けた水は、冷蔵庫に保存して早めに飲みましょう。
また、緑茶やレモンを混ぜると、塩素が抜けて、飲みやすくなります。
Q6 朝の使いはじめに臭いを感じます。
A6
一般的に、人の臭いに対する感度は、朝起床したときに一番強いといわれています。朝の使いはじめだけ強く感じる場合でも、実際に試験してみると通常の臭いと同じくらいであるという場合が少なくありません。しかし、水道水が給水管の中に長時間滞留していると、使用している管の種類により各種の臭いが水につくことがあります。特に、新しい管のときは強く臭うこともありますが、使用するにつれて臭いがなくなっていきます。
しばらく流してから使用することをお勧めします。このとき流した水は捨てずに、掃除や植木、庭のまき水など飲用以外に利用しましょう。
いつまでも解消されないときは、浄水管理センター(水質検査担当) 電話:089-977-0510までご連絡ください。
Q7 シンナー臭・薬品臭を感じます。
A7
(1)給水管の工事には少量の接着剤などを使用しています。これが水に臭いをつけることがあります。
(2)家の塗装工事を行った後、給水管を通ってきた水道水にシンナー臭が感じられるようになることがあります。これは塗装に使用された塗料などが、何らかの原因で土中にしみ込んで給水管(塩化ビニル管)を侵し、水道水に影響を与えたものです。
(3)蛇口にホースをつないでいる場合、ホースに含まれているフェノールが水に溶け、水道水中の塩素と反応して、薬品臭を出すことがあります。
(1)の場合は、しばらく使用すると、臭いはなくなります。
(2)の場合は直ちに水質検査の上、配管替え及び土壌の取り替えが必要です。
(3)の場合は、臭いのつかないホースに取り替えてください。
Q8 やかんやポットなどの内側に白いかたまりが付くのですが。
A8
水道水中にはミネラル分が含まれており、適度に入っていることで水の味をよくしています。このミネラル分は水が蒸発してもあとに残ります。このため、容器を洗った後に完全に水を拭き取っておかないと、水分の蒸発後、容器の表面に白い斑点ができます。これが繰り返されて厚みのある白いかたまりになります。
また、やかんやポットを空焚きしたときや、水の注ぎ足しの繰り返しでこの現象が促進されます。
白いかたまりはミネラル分ですので安全性に問題はありません。
Q9 浴室のタイル、流し口などが桃色になるのは、なぜ?
A9
これは水が溜まりやすいところに、空気中の雑菌(細菌やカビ)が付着・繁殖し、桃色などに着色したためです。これらの雑菌は病原菌ではありません。
水道水には消毒のための残留塩素が0.1ミリグラム/リットル以上入っており、雑菌が生息することはできません。しかし、蛇口から出てしばらく経った水道水は消毒効果が無くなり、温度や湿度など条件がそろえば雑菌が繁殖しやすくなります。
水まわりをよく洗い、換気し乾燥させることです。
Q10 風呂場の浴槽の中に虫がいたのですが。
A10
風呂場や流しのように常に湿っていたり、水がたまっている場所では、夏にユスリカやチョウバエなどの昆虫が卵を産み付けることがあります。生物が蛇口から出たのではなく、室内あるいは屋外から蛇口付近に運ばれたと推察される例がほとんどです。
水周りを清潔に保つようにする必要があります。