「ひきこもり」について
更新日:2023年7月12日
「ひきこもり」とは?
厚生労働省の定義では、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」といいます。
ひきこもりになるきっかけは?
成績の低下、受験や就職の失敗、職場不適応、いじめなど考えられますが、原因やきっかけがはっきりしないことも少なくありません。
「ひきこもり」とは、状態をあらわす言葉で、病気の名前ではありません。ただし、発達障害やうつ病などの精神疾患が原因のひとつである場合があります。
ご家族の方へ
ひきこもりは、ご家族にとっても大変心配なことだと思います。
「どう接すればよいのか」「本人の行き場所はないか」「自分たちが居なくなってからが心配」「病気ではないか、受診をしてほしい」「夜中に大きな声を出す、暴力や暴言が心配」など、ひきこもりの要因が様々な分、心配事も色々かと思います。ご家族だけで抱え込まず、まずは相談してみましょう。
これからの事を、長い目で一緒に考えてみませんか。
ご本人へ
「どうでもいい」「放っておいて」「どうしていいか分からない」「将来が不安」など、自分に自信が持てずに悩んだり、苦しんだり辛い思いをしているかもしれません。
もしかしたら、ふとしたきっかけで、ひきこもりから回復する日がくるかもしれません。相談する場所があることを忘れないでください。
ひきこもりの実態は?
内閣府が令和4年11月に行ったアンケート調査「こども・若者の意識と生活に関する調査」では、15歳から64歳までの年齢層の2パーセント余りにあたる推計146万人がひきこもり状態にあると報告されています(令和5年3月公表)。
お問い合わせ
保健予防課 精神保健担当
〒790-0813 愛媛県松山市萱町6丁目30-5 松山市保健所 1階
電話:089-911-1816