フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジ

更新日:2024年2月22日

お知らせ

ホームページ「久谷の里山」がリニューアルされました

 ホームページ「久谷の里山」は、久谷地区の郷土史家の方が長年にわたり調査した成果を公開し、久谷地区のさまざまな地域資源を紹介しています。個人で運営しており、以前から次世代への引継ぎを希望していました。
 フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジの愛媛大学の学生が、希望に応えてホームページのリニューアルを進め、令和6年2月22日(木曜日)に完成しました。


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久谷の里山ホームページ

フィールドミュージアム構想

【この事業は、宝くじの受託事業収入を財源とするコミュニティ助成事業の助成金を活用しています】

 松山市は、その豊富な地域資源を活用し、市内全体を屋根のない博物館に見立て、回遊性のある物語のあるまちを目指す「新規ウインドウで開きます。フィールドミュージアム構想」を進めています。 
 市の南部に位置する久谷地域(人口9,534人)は、その面積の多くを豊かな里山の自然に囲まれ、四国霊場の札所や遍路にまつわる多くの資源が残る遍路の里として、フィールドミュージアムのサブセンターゾーンの一つとなっています。

目的

久谷地域が持つ地域特性や資源について、その歴史や価値を研究・再評価し、有効に活用することで、地域活性化につなげるとともに、地元のまちづくりへの若い世代の参画を促し、持続的な発展をめざします。

事業主体

フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジ運営委員会
(愛媛大学社会共創学部、久谷地区まちづくり協議会、くぼの里山会、松山市)

事業概要

久谷地区全体を「フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジ」と位置付け、行政と地域まちづくり団体、地元大学が連携し、下記の取り組みを実施します。

くたに学

 久谷地区の歴史的建造物などを活用し、大学生による「伊予八百八狸物語」「遍路文化」などの地域資源の講義を行います。
 地域の人たちからの聞き取りや資料調査によって、大学生たちが学んだ知識を、学生の視点で、一般の方や子供達に講義を行うことで知識・学びの循環を生み出します。

フィールドミュージアムアカデミー交流イベント

 まちづくり協議会(地元住民)と大学生が協働で、里山の豊かな自然や食材、地域資源を活用した地域の賑わいが、創出できる交流イベントを企画・運営します。

くたにラボ

地域資源の解説板設置やアクセス向上、滞留時間延長のための整備等について、大学生と住民が適切な内容や効果的な手法について研究し、アイデアを出し合って実現します。
 また、クラウドファンディングなど民間資金獲得の手法も検討し、維持管理を含めた持続的・発展的な整備について研究します。

活動記録(令和5年度)

パネル巡回展

フィールドミュージアムアカデミー久谷カレッジの活動の様子をパネル展示しました。

展示期間:令和5年6月6日(火曜日)~令和5年7月2日(日曜日)
展示場所:松山総合公園1階ロビー
ゾーン:松山総合公園サブセンターゾーン

展示期間:令和5年8月2日(水曜日)~令和5年8月31日(木曜日)
展示場所:中島総合文化センター エントランスホール
ゾーン:忽那諸島サブセンターゾーン

展示期間:令和5年9月29日(金曜日)~令和5年10月26日(木曜日)
展示場所:松山観光港ターミナルビル1階および2階
ゾーン:三津浜・梅津寺サブセンターゾーン

展示期間:令和5年11月15日(水曜日)~令和5年12月13日(水曜日)
展示場所:子規記念博物館エントランスホール
ゾーン:道後温泉サブセンターゾーン

展示期間:令和6年1月17日(水曜日)~令和6年2月16日(金曜日)
展示場所:愛媛県生涯学習センター アトリウム
ゾーン:久谷サブセンターゾーン

荏原小学校アンケート調査

「くたに学」を実施するにあたり、久谷地域における小中学生の地域学習の実施状況・地域に対する認識について検証するために、「メンタルマップ」という手法を用いてアンケート調査を実施しました。

【日時】令和5年5月30日(火曜日)8:00~8:20
【調査対象】荏原小学校生1年生~6年生

くぼの町ホタル祭り

里山の豊かな自然や食材、地域資源を活用した地域イベントに、大学生が参加し賑わいを創出しました。大学生は、バザー販売や授与所、子どものゲームコーナーなどの運営に参加するとともに、久谷カレッジのPRブースを出展しました。ブースではパネル展示を行うほか、来場者へアンケート調査を行い久谷地域の地域資源の認知度などを確認しました。

【日時】令和5年6月3日(土曜日)16:00~
【場所】正八幡神社

久谷カレッジ報告会

久谷地域の特性や資源の歴史と価値を研究・再評価し、有効に生かすため活動してきた愛媛大学の学生が久谷地区で活動報告や地域の方と意見交換を行いました。

【日時】令和5年9月21日(木曜日)19:00~20:30
【会場】荏原公民館
【内容】
≪第一部≫ 活動成果発表:愛媛大学生
 ●発表テーマ1 「久谷地域の『いま』と『これから』を考える -小中学生への手描き地図とアンケート調査から-」
 ●発表テーマ2 「久谷の里山ホームページのリニューアルについて」
 ●発表テーマ3 「他地域の事例紹介」

≪第二部≫ 意見交換会:愛媛大学生、久谷地区まちづくり協議会、久谷地区学校教諭、松山市

松山ふるさとウォークin久谷

11月に開催された「松山ふるさとウォークin久谷」に大学生が協力し、イベントを盛り上げました。大学生は、参加者に久谷の地域資源について理解してもらうため、各コースポイントで出題するクイズを作成しました。また、スタート・ゴール会場の愛媛県総合運動公園自由広場に久谷カレッジのPRブースを出展し、パネル展示を行うほか、参加者に対して地域資源に関するアンケート調査を行いました。

【日時】令和5年11月4日(土曜日)10:00~ 
【場所】愛媛県総合運動公園自由広場

久谷地域巡り

「くたに学」の活動として、久谷中学校で実施された「久谷地域巡り」に協力しました。愛媛大学の学生と久谷地区まちづくり協議会が、今まで調査した久谷地域の文化や歴史資源を、現地で中学生に説明し交流しました。
【日時】令和5年11月17日(金曜日)8:45~15:20
【対象】久谷中学校生1年生(約80名)

活動記録(令和4年度)

開校式

スタートイベントとして開校式を開催し、 参加する大学生と地元住民との交流を図るとともに、久谷地域の貴重な資源である遍路文化と「おせったい」を体験しました。当日は、三坂峠を出発し、旧土佐街道の遍路道を地元ガイドの説明を聞きながら旧遍路宿「坂本屋」まで歩き、地元の有志が行うお遍路さんへのおせったいを受けました。

【日時】 令和4年5月7日(土曜日)10:00~12:00
【場所】坂本屋 ほか
【参加者】 松山市長 野志 克仁、愛媛大学生、地元まちづくり団体 ほか 計30名程度

くぼの町ホタル祭り

里山の豊かな自然や食材、地域資源を活用した地域イベントに、大学生が参加し賑わいを創出しました。奥久谷で20年間続いたほたる祭りを地域まちづくり団体が引き継ぎ、ライブと縁日イベントを開催しました。当日は雨が降っていたのでホタルの鑑賞は延期になりましたが、窪野町の正八幡神社で県内在住アーティストたちの演奏を楽しみました。

【日時】令和4年6月5日(日曜日)16:00~
【場所】正八幡神社

坂本小学校アンケート調査

「くたに学」を実施するにあたり、久谷地域における小中学生の地域学習の実施状況・地域に対する認識について検証するために、「メンタルマップ」という手法を用いてアンケート調査を実施しました。

【日時】令和4年9月7日(水曜日)8:10~8:30
【調査対象】坂本小学校生1年生~6年生

久谷中学校アンケート調査

「くたに学」を実施するにあたり、久谷地域における中学生の地域学習の実施状況・地域に対する認識について検証するために、久谷地域への意識調査とメンタルマップ調査を実施しました。

【日時】令和4年11月25日(金曜日)14:30~15:20
【調査対象】久谷中学校生1年生

久谷地域巡り

「くたに学」の活動として、久谷中学校で実施された「久谷地域巡り」に協力しました。愛媛大学の学生と久谷地区まちづくり協議会が、今まで調査した久谷地域の文化や歴史資源を、現地で中学生に説明し交流しました。

【日時】令和4年12月9日(金曜日)8:45~15:20
【対象】久谷中学校生1年生(約80名)

開会式(久谷中学校)

八坂寺

【住所】松山市浄瑠璃町773
 四国霊場第47番札所。浄瑠璃町にある寺院で高野山金峰寺末寺。大宝元年(701)に創建。役行者の開基とされる。文武天皇の勅願で伽藍が建立される時、八つの坂を切り開いたことからこの名がつけられたという。

浄瑠璃寺

【住所】松山市浄瑠璃町282
 四国霊場第46番札所。和銅元年(708)に創建。寺の石段入り口に子規の句碑「永き日や衛門三郎浄瑠璃寺」が立つ。境内には樹齢千年を超える市指定天然記念物のイブキビャクシンやご利益のある仏足石、仏手石などがある。

文殊院

【住所】松山市恵原町308
 真言宗大本山醍醐三宝院末の寺院。この寺から四国八十八ヶ所を巡る「お遍路さん」が始まったと言われている。元々は、四国遍路の元祖といわれる河野衛門三郎の邸宅があった。文殊院には、宝物として衛門三郎由来記がある。

三島神社

【住所】東方町甲950番地
和銅5年(712)に大三島(大山祇神社)から勧請されたと伝わる。伊予国の有力豪族であった河野氏や荏原城主の平岡氏(河野家臣)の崇敬が厚かったという。

その他巡り場所

久谷カレッジ活動報告会

久谷地域の特性や資源の歴史と価値を研究・再評価し、有効に生かすため活動してきた愛媛大学の学生と地域のまちづくり団体の活動報告会を行うほか、活動の様子をパネル展示しました。

【日時】 令和5年3月4日(土曜日)10:00~12:00
パネル展示=2月4日(土曜日)~3月5日(日曜日)
【会場】坂の上の雲ミュージアム(一番町三丁目)2階ホール
【内容】
≪第一部≫ 活動成果発表:愛媛大学生
 ●発表テーマ1 「『久谷』を学ぶ~地域住民と文化資源の架け橋として~」
 ●発表テーマ2 「郷土学習・くたに学に向けた調査報告-小中学生へのメンタルマップとアンケート調査から-」
 ●発表テーマ3 「久谷の里山ホームページのリニューアルについて」

≪第二部≫ パネルディスカッション:愛媛大学生、久谷地区まちづくり協議会会長、くぼの里山会会長
 ●テーマ 「久谷地域の魅力を磨く」

お問い合わせ

まちづくり推進課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館6階

電話:089-948-6996

E-mail:sakanoue@city.matsuyama.ehime.jp

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