浸水被害時の衛生対策と消毒について

更新日:2023年7月3日

台風や集中豪雨などにより家屋等が浸水した場合、洗浄や消毒が必要になることがあります。

1.家屋等が浸水した場合

 豪雨などにより家屋などが浸水した場合は、洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾燥させた後、消毒するようにしてください。
 ※消毒は、清掃し乾燥した後でないと、十分な効果を発揮することができません。

2.衛生対策について

 家屋などが浸水した場合、次のとおり洗浄及び衛生対策を行ってください。
 (1)床上浸水の場合
 室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒を行いましょう。
 〇水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けてください。
 〇汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きするなどしてください。
 〇食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。
 〇食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。

 (2)家の周囲や床下浸水の場合
 土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。
 床下に流れ込んだ土砂や水分が残っている場合、その湿気により、家の基礎や土台(床組)などに影響が出る場合があります。
 〇汚泥や不要なものなどを片付けてください。
 〇庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。
 〇床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。
 〇床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させてください。

 (3)食中毒、感染症の予防
 〇受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用してください。
 〇水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品はできるだけ廃棄してください。
 〇からだに異常を感じたら早めに医療機関で受診してください。
 〇食事の前や用便、清掃の後などは、しっかりと手を洗ってください。

3.消毒方法について

 消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は最小限としましょう。使用の際には取扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。
 消毒薬の使用方法は下記のURLを参照してください。
新規ウインドウで開きます。日本環境感染学会「一般家屋における洪水・浸水などの水害時の衛生対策と消毒方法(暫定版ガイダンス)」 外部サイト

 ※消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋などを使用するとともに、皮膚や目にかからないように注意してください。また、皮膚についた場合、水と石鹸でよく洗い流し、目に入った場合は水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。

 ※消毒薬をペットボトルへ移し替えないでください。誤って飲んでしまう事故につながることがありますので、必ず使い切ってください。また、他の消毒薬や洗剤と混ぜないでください。

 ※消毒薬の入っていたバケツやじょうろなどは、使用後、十分に水で流してください。

 ※床下の消毒・乾燥用に消石灰を撒くことについては、用法や効果について明確に示されたものがありません。消石灰は水に溶けると強アルカリ性となるため、使用する場合には、目や皮膚につかないように、また、口に入らないように十分注意してください。

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お問い合わせ

生活衛生課

〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所1階

電話:089-911-1862

E-mail:hceisei@city.matsuyama.ehime.jp

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