10月10日は世界メンタルヘルスデーです

更新日:2025年9月25日


 世界精神保健連盟が、1992年より、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。

 

メンタルヘルスについて

 メンタルヘルスとは体の健康ではなく、こころの健康状態を意味します。体が軽いとか、力が沸いてくるといった感覚と同じように、心が軽い、穏やかな気持ち、やる気が沸いてくるような気持ちの時はこころが健康といえます。
 誰でも気持ちが沈んだり、落ち込んだりすることはあります。日々の生活の中でストレスを感じることも少なくありません。気分が落ち込んだり、ストレスを感じることは自然なことですが、このような気分やストレスが続いてしまうと、こころの調子を崩してしまう原因にもなります。さらにこころの不調は、周囲の人に気付かれにくく、自分からも伝えづらいため、回復に時間がかかってしまうこともあります。

こころの病気は誰でもかかりうる病気です

 近年、こころの病気は増えていて、生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。こころの病気は特別な人がかかるものではなく、ストレスなどが積み重なることがきっかけとなって、かかってしまうことがあるように、誰でもかかる可能性があります。眠れない、気分が沈む状態が続いてしまうなど、人によって症状はさまざまです。
 こころの調子をくずしてしまった場合は、ひとりで抱え込まずに家族や友人など、身近な人に相談しましょう。身近な人には相談しづらい場合や、相談できる人が周りにいない場合は、こころの相談窓口などに、あなたの不安やつらい気持ちを伝えてください。

シルバーリボン運動とは

 シルバーリボンは脳やこころに起因する疾患(障がい)及びメンタルヘルスへの理解促進を目的とした運動のシンボルです。
 シルバーリボン運動は、統合失調症への理解を求める取り組みとして、1993年に米国カリフォルニア州からはじまりました。どんよりとした雲の隙間からこぼれる太陽の光が、銀色に輝き、それが希望の光のようだったことから、シンボルカラーがシルバーとなりました。その取り組みは年月とともに発展し、現在では脳やこころに起因する疾患(障がい)及びメンタルヘルスへの理解を促進する運動として、脳やこころに起因する疾患(障がい)に対する誤解や偏見を和らげ、それらを抱えるご本人やその家族が前向きに生活することができる社会の実現を目指して、世界規模で展開されています。
 日本では2002年に福島県の浜通り地方(楢葉町)からはじまり、現在はNPO法人シルバーリボンジャパンが、脳やこころに起因する疾患(障がい)やメンタルヘルスに関する事柄に対し、多くの方々に目を向けてもらえるよう、毎年10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせて普及啓発イベントを行っています。

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