平成28年度春季特別展「子規を伝える―柳原極堂と寒川鼠骨―」を開催します
更新日:2016年4月20日
発表内容
内容
平成29年度の子規・漱石・極堂生誕150周年に先立ち、平成28年度春季特別展で子規の文物を現在に受け継ぎ、子規顕彰活動に力を注いだ松山出身の柳原極堂(やなぎはらきょくどう)と寒川鼠骨(さむかわそこつ)を取り上げます。
子規没後、柳原極堂はあらためて松山での子規の研究の必要性を痛感し、俳誌「鶏頭」に「子規とその郷里松山」を連載し、松山子規会を発足します。こうした極堂の尽力がなければ、「正岡子規」は「中央」で識(し)られるのみの存在だったかもしれません。
一方、寒川鼠骨は、子規庵保存会の中心的存在として、東京根岸の子規庵を保存整備したほか、鼠骨は香取秀真(かとりほつま)や蕨橿堂(わらびきょうどう)たちと子規庵歌会を開き、歌壇的な野心から遠い位置で子規の短歌を受け継ごうとしました。
今回の特別展は、子規の生誕地松山と東京の子規庵を、子規にとって重要な「場」であると考えた極堂と鼠骨に光をあて、彼らがおこなった子規顕彰事業に目を向け、また、彼らの短詩型文学作品やジャーナリズム活動をあらためて紹介します。
会期
平成28年4月29日(金曜日・祝日)から6月6日(月曜日)まで
開館時間:4月29日・30日は午前9時から午後5時まで(展示室入場は午後4時30分まで)
5月1日からは午前9時から午後6時まで(展示室入場は午後5時30分まで)
休館日:5月10日・17日・24日・31日(いずれも火曜日)
会場・観覧料
【会場】松山市立子規記念博物館 3階特別展示室
【観覧料】個人200円 団体160円 65歳以上100円 小中高校生 無料
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特別展の担当学芸員が展示の見どころを解説します。
日時:5月3日(火曜日・祝日)・14日(土曜日)・28日(土曜日)
午前10時30分~(50分程度)
場所:松山市立子規記念博物館 3階特別展示室 ※聴講には特別展の観覧券が必要です。
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お問い合わせ
子規記念博物館
松山市道後公園1-30
所長:加地寿徳
担当執行リーダー:池内伸二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp