松山市の介護保険の事業の特徴(地域分析)

更新日:2024年10月8日

松山市の人口・高齢化率

高齢化率は27.3%(2020年10月時点)で、全国平均および県内平均より低い。
(全国1,570保険者中1,291番目、県内20保険者中20番目)
2025年には高齢化率は30%を超える見込みである。

人口の推移グラフ

人口の推移表

松山市の要介護認定率

要介護(支援)認定率は、令和6年6月末時点で21.7%と、全国平均19.6%、県内平均21.2%を上回っている。
(全国1,573保険者中206番目、県内20保険者中6番目)

要介護認定率の推移

認定率とは…
第1号被保険者に対する要介護・要支援の認定を受けている人の割合。
通常は第1号被保険者数に対する第1号被保険者の要介護・要支援認定数をいう。

松山市の調整済み認定率

全国平均および県内平均より高い。特に軽度(要支援1から要介護1)の認定率が高い。

調整済み認定率グラフ

調整済み認定率表

調整済み認定率とは…
認定率を地域間・時系列で比較しやすくするため、第1号被保険者の性別・年齢別人口構成が、どの地域もある地域または全国平均1時点と同じになるよう調整したものを指す。

松山市の介護サービス受給者数

介護サービスの受給者は、在宅サービスの受給者数が約7割を占めている。
時系列でみると、地域支援事業(総合事業)を開始した平成29年4月から徐々に増加傾向であることが伺える。

介護サービス受給者数

施設サービス受給率

施設サービスの受給率は全国平均・県内平均と比較して低い。

施設サービス受給率

受給率とは…
サービスの受給者数の最新月までの総和を、第1号被保険者数で除したのち、当該年度の月数で除した数値を指す。

居住系サービス受給率

居住系サービスの受給率は全国平均および県内平均と比較して高い。

居住系サービス受給率

在宅サービス受給率

在宅サービスの受給率は全国平均より高く、県内平均とは同程度である。

在宅サービス受給率

調整済み第1号被保険者1人あたり給付月額

調整済み第1号被保険者1人あたり給付月額は、在宅サービス、施設サービスおよび居住系サービスともに、全国平均ならびに県内平均と比較して高い。

調整済み1人当たり給付月額

要支援・要介護者1人あたり定員(施設・居住系サービス)

要支援・要介護者1人あたり定員は、全国平均および県内平均と比較して施設系サービスは低く、居住系サービスは高い。
特に居住系サービスは全国平均の約1.8倍、県内平均の約1.5倍である。

施設サービス定員

居住系サービス定員

主な地域分析からの考察

要介護(支援)認定率が全国平均および県内平均と比較して高い。特に軽度(要支援1から要介護1)の認定率が高い。
要因としては、介護保険制度開始以前から市民や民生児童委員、介護サービス事業者等に対し説明会を実施してきたことで、介護保険に対する理解度が高いこと、サービス付き高齢者向け住宅や訪問介護、通所介護などのサービス基盤が充実していること、松山市社会福祉協議会による申立て、公正な訪問調査や審査会委員の研修会を開催し、要介護度の審査判定の平準を図ることで、適性な要介護認定が行われていることが考えられる。

また、居住系サービスの受給率が全国平均および県内平均と比較して高いことも特徴である。
要因としては、居住系サービスの受入れ体制が充実していることが挙げられる。
要支援・要介護者1人あたり定員も全国平均および県内平均と比較して高く、サービスの提供を受けやすい状況であると考えられる。

お問い合わせ

介護保険課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7番地2別館2階

電話:089-948-6840

E-mail:kaigo@city.matsuyama.ehime.jp

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