わがまちメール 松山市女性防火クラブについて

意見の内容

 松山市女性防火クラブについての質問です。
 地域の当番で、活動内容等もわからないまま所属しましたが、疑問を感じメールを送っています。
 なぜ「女性」なのでしょうか。ジェンダー差別なのではないでしょうか。
 実際に参加をした中で、女性でなければならない理由が全くありませんでした。
 HPも拝見しましたが、活動内容が「春季・秋季火災予防運動の期間中に、大型スーパーなどで火災予防や住宅用火災警報器普及を呼びかけるチラシやティッシュを配布したり、年末には防火広報を実施しているほか、幼稚園・保育園、児童クラブで園児や児童たちに「防災かみしばい」を読み聞かせるなど、様々な機会を捉えて活動しています。」この内容について男性でも何ら問題がないものと思います。
 昔ながらの差別的な感覚で、「女性が家庭での防災を、女性が子供に読み聞かせ、昼間に行われる行事に女性が参加」これらすべてにおいて、松山市が取り組んでいる「男女共同参画」に反するものではないかと思います。
 私はフルタイムで仕事をしています。当然、どの活動も仕事を休んだり早退したりしないと参加することはできません。
 男女問わない防火クラブでもよいのではないでしょうか。そもそも「女性防火クラブ」は本当に必要なものでしょうか。
 設立された昭和50年代から考えると、社会も大きく変化しています。前述のジェンダー差別のことも含め、設立当初の考え方での運営は意味が薄くなっているのではないですか。全国的にみると、解散している組織も増えてきているようです。
 防火が非常に大切なことは理解できますが、効果的な内容でなければ惰性で活動している無意味な組織となってしまうと思います。


性別:女性
年代:40代
公開日:23年10月23日
公開番号:3225
全市 防災・安全

意見に対する答え

 今回ご投稿いただいた内容について、松山市消防局に問い合わせたところ次のような回答がありましたので、報告させていただきます。

松山市長 野 志 克 仁



【松山市消防局からの回答】
 松山市女性防火クラブ連合会は、昭和55年に結成されました。当時は、女性が社会で活躍する機会として、女性の視点を活かした地域住民への防火啓発、訓練参加などの「家庭防火」が原点となる活動から始まりました。近年では、大災害時の支援活動など領域が広がっており、大きな規模の防災訓練等にも参加をお願いしています。
 こうした経緯から、女性防火クラブは地域防災に欠かすことのできない存在です。この活動は、地域の女性が中心となり、女性が活躍できる場ではありますが、あくまでもボランティアであり、参加を義務付けるものではありません。
 名称は、社会的な女性問題の観点から平成14年に「松山市婦人防火クラブ連合会」から現在の「松山市女性防火クラブ連合会」に改称した経緯がありますので、今後も時代のながれを見極めながら、必要に応じて柔軟に対応したいと考えています。
 現在、防災に関わる様々な機関や団体がありますが、女性防火クラブも地域防災に関わる重要な役割を担っています。平成30年7月豪雨災害では、大きな被害が生じた高浜地区など各地域で、自主防災組織などが災害現場で懸命な活動を行う一方で、女性防火クラブ員が避難所の支援にあたるなど、他の機関と連携して地域に根付いた防災活動を行いました。
 このように、女性防火クラブや各団体が行っている様々な活動の積み重ねが、万が一の備えとなり、市民の安全・安心に繋がっていると考えています。今後もジェンダーバイアスにとらわれることなく、地域防災の取り組みを積極的に支援していきます。
 
松山市消防局長 村尾 尚登
(地域消防推進課 扱い)
受付番号   348



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