わがまちメール 石手川ダムの渇水対策について

意見の内容

 (1通目)
石手川ダム流域72平方キロメートルの山にスギやヒノキを植えて50年以上放置されている。スギやヒノキは植えて20年までに高さ7mまで枝を切り落とすと、山全体に日があたり保水が良くなり、土砂の流失も止まると思うので実施してはどうか。
(2通目)
30年以上の立木は20トン以上の水をもっており、1haで2000本の立木枯らし間木止をすれば、20リットル×2000本で、1haで4万リットルの水が確保できると思うので実施してはどうか。


性別:男性
年代:不明
公開日:23年05月09日
公開番号:3160
湯山 教育・文化

意見に対する答え

 日ごろから節水にご協力いただきありがとうございます。
 森林には、水源かん養機能、土砂流出防止機能、水質浄化機能など多面的な機能があり、この機能を高めるには、浸透・保水能力の高い森林土壌がとても重要なことは認識しています。
 そこで松山市では、森林の持つ水源かん養機能に着目し、平成5年から、石手川ダム集水区域内で保水力の劣る放置竹林を広葉樹に変える事業を行っています。
 また、スギやヒノキの人工林につきましても、多面的機能を発揮させるために整備を進めています。
 整備手法のひとつである「立ち木枯らし間木止」は、残存木や下草の成長などの効果は通常の間伐と同程度であると報告されており、森林の保水力に差異はないと考えていますが、枯れ枝の落下など安全面に課題があることや、「切り捨て間伐」が森林土壌の流出防止に効果があるとされていることから、本市では「切り捨て間伐」を実施しています。
 立木枯らし間木止の水源確保策としての可能性については、本市は毎年のように水の心配をしなければならないもろくて弱い水事情に加え、上水道の拡張を期待している未給水地域があります。このため、本市が必要とする水源は、日量40,000トンを常に使用できる水源であることから、水源確保策としては難しいと考えています。
 今後も水源かん養機能を高める取組を継続するとともに、新規水源の確保策で、将来の世代に大きな負担を残さないよう、慎重に検討を行っていきます。



松山市長 野 志 克 仁
(水資源対策課扱い)
受付番号   034



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