オオイトトンボ

科名:イトトンボ科
地方名: 
学名:Paracercion sieboldii
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
種の特徴
腹長♂21 ~ 29㎜、♀24 ~ 32㎜。後翅長♂15 ~ 20㎜、♀17 ~ 24㎜。♂の体色は鮮やかな水色。♀は黄緑色であるが、♂と同じく水色をした個体も出現する。眼後紋は大きく、肩縫線の黒条は♂♀ともに1本、♂尾部下付属器は上付属器よりも長い。4月上旬~ 10月下旬に出現する。
分布市内
樽味・杉立町・二番町・河中町・平井町。
分布市外
大三島・東予~南予、北海道~九州、台湾島。
生息状況
松山市では過去5例の記録があるに過ぎない。近年では2000年9月25日に平井町で採集された。
減少の要因
本種は同属他種よりも自然度の高い場所に生息するため(杉村他、2008)、環境の悪化による影響を多大に受けたと考えられる。
特記事項
愛媛県内では年2化で、春に出現する個体は夏に出現する個体よりも大型である。