ゴミアシナガサシガメ

科名:サシガメ科
地方名: ―
学名:Myiophanes tipulina
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:矢野 真志
撮影者:
種の特徴
体長16 ~ 17㎜。脚や触角が細長く、ガガンボのような姿をしている。全体は細毛で密に覆われ、小さなゴミが絡まっていることがある。前腿節下面には列状のトゲがあり、小昆虫を捕食する際の捕獲脚となる。
分布市内
詳細な採集地は不明だが、一部は衣山である可能性が高い。
分布市外
内子町、本州・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸・オーストラリア。
生息状況
市内では1950年代に5頭が採集されているが、それ以降、追加個体は得られておらず、詳しい生息状況は分かっていない。全国的に近年の確認例はほとんどない。
減少の要因
里山の自然環境の悪化、住環境の近代化。
特記事項
1990年、内子町宮ノ谷ではススキの繁茂する休耕田で1頭が見つかっている。古い木造の人家内で見つかることが多いというが、詳しい生態は分かっていない。