ホッケミズムシ

科名:ミズムシ科
地方名:フウセンムシ
学名:Hesperocorixa distanti hokkensis
松山市カテゴリー:絶滅危惧I類(CR+EN)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:武智 礼央
撮影者:
種の特徴
ミズムシ科の中では大型で、体長は9.5~ 10.8㎜。近似種のオオミズムシに比べるとやや小型。平地や低山地の池沼に群棲し、植物プランクトンや藻類を吸汁すると考えられている。
分布市内
樽味。
分布市外
久万高原町、本州・四国・九州。
生息状況
50 年以上前の記録が数例あるのみで、近年は県内においても全く確認されておらず絶滅が危惧される。
減少の要因
かつては市内各地の池沼に生息していたと推測されるが、農薬や未処理の生活排水による池沼の水質汚濁、水草の消失などの生息環境の変化、護岸改修、埋め立てによる生息地の消失、外来動物による捕食が考えられる。
特記事項
同属のオオミズムシに似ており、同定には注意を要する。