タイコウチ

科名:タイコウチ科
地方名: 
学名:Laccotrephes japonensis
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:武智 礼央・渡部 晃平
撮影者:
種の特徴
大型の水生カメムシで、体長は30 ~ 38㎜。体は扁平で呼吸管は長く、落ち葉のような暗褐色をしている。池沼や河川の浅瀬、水田の水路などに生息し、水生昆虫や小魚、オタマジャクシなどを捕食する。
分布市内
窪野町・神浦・浄瑠璃町・鷹子町・長師・西野町・鐃・八反地・東野・平井町。
分布市外
四国中央市・砥部町・東温市・久万高原町・西予市・愛南町・鬼北町・松野町、北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島・中国大陸・台湾島・マレーシア。
生息状況
1990年頃までは各地で見られ、身近な昆虫の一つであった。近年、急速に生息地が減少しており、確実な産地は10カ所もない。南予地方では現在も比較的広く分布しているが、決して楽観視はできない。
減少の要因
農薬や未処理の生活排水による水質汚濁、埋め立てや護岸改修、圃場整備、乾田化による生息地の消失が主な要因である。
特記事項
コオイムシと共にタガメに間違われることが多い種である。