ハルゼミ

科名:セミ科
地方名: 
学名:Terpnosia vacua
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:宮武 睦夫
撮影者:
種の特徴
体長23 〜 32㎜、同翅端まで30 〜 37㎜、♂の腹部が長く、♀より大きい。体はほとんど黒褐色。翅は無色透明、翅脈は主に淡褐色で、先方に向かって黒くなり、横脈上に淡褐色斑がある。
分布市内
松山城山・石手・菅沢町・小屋峠・堀江町・太山寺町・東野・中島本島。
分布市外
本州・四国・九州、中国大陸。
生息状況
1960年代までは市内の海岸から低山地のマツ林で、4〜6月に発生し、ムゼー、ムゼー、またはギーギーという鳴き声を普通に聞くことができたが、近年ほとんどその鳴き声が聞かれなくなった。この傾向は全国的なもので、環境庁(1979)の動物分布調査で指標昆虫に指定されている。
減少の要因
里山の果樹園化や過度の植林。発生地における松枯れ対策の薬剤散布。
特記事項