ヒメハルゼミ

科名:セミ科
地方名: 
学名:Euterpnosia chibensis chibensis
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:小川 次郎・今川 義康
撮影者:
種の特徴
全長は♂が34 〜 38㎜、♀が32 〜 33㎜。胸部に緑色・黒色・褐色の模様がある。♂の腹部は大きいが、♀のそれは小さく、産卵管が長い。「ジリリオー、ジリリオー、…」という声で日没前後によく鳴き、合唱性が強い。
分布市内
久谷町・浅海本谷。
分布市外
本州・四国・九州・奄美大島。
生息状況
照葉樹林に生息する。久谷町の生息地は狭いながら、個体数は少なくない。一方、浅海本谷の個体群は非常に規模が小さい。中・東予地域では生息地がかなり局地的である。
減少の要因
本種は食樹がブナ科やツバキ科等に限られるうえ、合唱により集団を保持する生態が認められるため、適した環境が一旦減少、分断してからの再生は容易ではないと考えられる。
特記事項