チッチゼミ

科名:セミ科
地方名: 
学名:Kosemia radiator
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:宮武 睦夫
撮影者:
種の特徴
体長18 〜 24㎜、同翅端まで27 〜 33㎜の小型のセミ。♀がやや大きい。体はほとんど黒色、頭部と胸背に褐色の斑紋や縁取りがある。静止のとき、後翅の一部が背側に突出している。
分布市内
杉立町・宿野町・米野町・小野町。
分布市外
砥部町・伊予市・久万高原町、北海道・本州・四国・九州。
生息状況
杉立を中心に湯山地区では、マツなどの針葉樹林で夏から秋にかけて、チッ、チッ、チッ、…という鳴き声をよく聞くことができたが、最近は少なくなった。多くの場合、声は聞こえても発見しにくく採集は難しいが、ときに灯火に飛来したものが得られる。
減少の要因
本種はツツジ類の細枝に産卵することが知られており、生息林地の開発などが考えられる。
特記事項