マイコアカネ

科名:トンボ科
地方名: 
学名:Sympetrum kunckeli
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
種の特徴
腹長♂19 ~ 23㎜、♀19 ~ 24㎜。後翅長♂21 ~ 27㎜、♀22 ~ 26㎜。♂♀ともに胸部第1状の前に短い黒条があり、♂の前額は眉紋がなく成熟すると青白くなる。6月中旬~ 12月中旬に出現し、平地から丘陵地の抽水植物が繁茂する池沼に生息する。
分布市内
中島・興居島・井門町・三町・高浜町・平井町・森松町・南久米町・鷹子町。
分布市外
島嶼部・東予~南予、北海道~九州、朝鮮半島・中国大陸東北部・北部。
生息状況
以前から松山市内では稀な種であったが、2000年に入ってからは南久米町(2010年10月6日)、鷹子町(2004年10月24日)の2件の記録があるのみ。また、島嶼部も含め過去に記録のある産地のほとんどの箇所で姿を消した。現在市内で確実な生息地はない。
減少の要因
以前から記録の少ない種類ではあったが、水田の減少や水路の改修、農薬の使用、ため池の埋め立てなど生息環境の悪化が減少要因として挙げられる。
特記事項