ウチワヤンマ
科名:サナエトンボ科
地方名:
学名:Sinictinogomphus clavatus
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
- 種の特徴
- 腹長♂53 ~ 56㎜、♀54 ~ 57㎜。後翅長♂45 ~ 50㎜、♀48 ~ 49㎜。大型のサナエトンボの仲間。腹部第8節がウチワ状に広がり、特に♂において著しい。また、この拡大部に黄色部を持つ。5月中旬~9月下旬に出現し、平地から丘陵地の比較的大きい池沼に生息する。
- 分布市内
- 局地的ではあるがほぼ市内全域から記録がある。
- 分布市外
- 伯方島・佐島・東予~南予、本州~九州;アジア大陸東部・台湾島。
- 生息状況
- かつては市内に広く分布していたが1980年代からタイワンウチワヤンマの侵入・分布拡大により、同じような環境に生息する本種は激減した。
- 減少の要因
- タイワンウチワヤンマの勢力拡大が減少の主要因として挙げられる。その他生息地であるため池の環境悪化など。
- 特記事項
- 腹部第8節にあるウチワ状突起が和名の由来となっている。