アオサナエ

科名:サナエトンボ科
地方名: 
学名:Nihonogomphus viridis
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
種の特徴
腹長♂35 ~ 41㎜、♀37 ~ 42㎜、後翅長♂29 ~ 33㎜、♀34 ~ 37㎜。中型のサナエトンボの仲間で、生時の体色は鮮やかな緑色をしている。4月下旬~7月下旬に出現し、丘陵地から低山地の河川中流域に生息する。♂成虫は水面に突き出た岩などにとまり縄張りを形成する。また、黄昏時には水面を活発に飛び回り♀を探す。幼虫は上~中流域の砂礫に潜って生活する。
分布市内
余戸・森松町・食場町。
分布市外
東温市・砥部町・久万高原町・内子町・大洲市・鬼北町、本州~九州。
生息状況
松山市内では過去に3例の採集記録があるのみだがいずれの地点でも再発見されていない。
減少の要因
愛媛県からは記録の少ない種である。石手川の生息地は河川の三面護岸の影響でその後発見されていない。また重信川中流域は瀬切れによる水量の減少で本種が生息できる環境ではなくなった。
特記事項
日本特産種。