レッドデータブック2012

種の特徴

後翅裏面に不明瞭な雲形紋があり他のヒョウモンチョウ類との区別は容易。松山市では他のヒョウモンチョウ類に先駆けて5月中旬から新成虫が丘陵地から標高1,000m程度の山地に出現し、夏期に休眠により姿を消すが10月頃再び出現する。

分布市内

米野町・九川・福見山・福見川町・杉立町・末町・御幸寺山・船ヶ谷町・下伊台町・上伊台町・高縄山・三坂峠。

分布市外

四国中央市・西条市・今治市・東温市・砥部町・久万高原町・大洲市・八幡浜市・西予市・宇和島市・鬼北町、北海道・本州・四国・九州・佐渡島・隠岐・壱岐・対馬・五島列島、中国大陸・朝鮮半島・ロシア極東部。

生息状況

かつては普通種であったが70年代には丘陵地ではほとんど見られなくなり、90年代以降は山地でも著しく少なくなった。県内でも減少傾向が著しい。

減少の要因

農業形態が変化し採草が行われなくなったことにより、食草であるスミレ類が生育するシバ草原が減少したため。

特記事項

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