オオウラギンスジヒョウモン

科名:タテハチョウ科
地方名: ―
学名:Argyronome ruslana
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菊原 勇作
撮影者:
種の特徴
ウラギンスジヒョウモンA. laodicejaponicaに似るが前翅端が外側により突出する。前種より山地性で標高1,000m以上の山腹や山頂に見られる。7月上旬から新成虫が出現するし、夏期には休眠するとされるが8月にも活動中の成虫が見られる。
分布市内
福見山・大峰ヶ台・久谷町・三坂峠。
分布市外
四国中央市・西条市・東温市・久万高原町・西予市、北海道・本州・四国・九州・対馬・五島列島、中国大陸・朝鮮半島・ロシア極東部。
生息状況
昔から市内では稀なヒョウモンチョウ類で、局地的な記録しかない。2000年頃まで三坂峠の久万高原町側の草地に多産し、松山市側でも姿を見かけることがあったが、現在は遷移が進み環境が変わって本種は見られなくなっている。
減少の要因
農業形態が変化し採草が行われなくなったことにより、食草であるスミレ類が生育するシバ草原が減少したため。
特記事項
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