キイロサナエ

科名:サナエトンボ科
地方名: 
学名:Asiagomphus pryeri
松山市カテゴリー:絶滅 (EX)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:久松 定智
撮影者:
種の特徴
腹長♂42 ~ 48㎜、♀45 ~ 49㎜。後翅長♂37 ~ 50㎜、♀37 ~ 44㎜。♂♀ともに胸部の黒条は細く、第1側縫線の黒条は途切れることもある。♂の生殖前片の先端は尖り、♀の産卵弁は長く突出する。4月中旬~7月下旬に出現し、平地から丘陵地の河川や田圃横の水路などに生息する。
分布市内
末町・宿野々・伊台・横谷・石手。
分布市外
東温市・内子町・大洲市・鬼北町、本州~九州。
生息状況
愛媛県内には現在でも確実な生息地があるものの、松山市内における本種の記録は極めて少ない。度重なる調査にもかかわらず50年以上採集されていないことから市内では絶滅したと考えられる。
減少の要因
全国的に生息地は局所的であり、ヤマサナエと比べより泥質の多い砂泥底を好むため生息域が狭いと考えられている(吉田他、2009)。松山市内では生息地である河川や用水路の改修が絶滅要因として挙げられる。
特記事項
日本特産種。