キタガミトビケラ

科名:キタガミトビケラ科
地方名: ―
学名:Limnocentropus insolitus
松山市カテゴリー:絶滅危惧I類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:桑田 一男
撮影者:
種の特徴
幼虫の体長17㎜前後、地色は褐色で淡色の紋がある。巣は枯葉などの破片で造られ。長円錐形で長い柄の先端が礫などに固着している。成虫の体長は10㎜前後、黒褐色でガに似た姿をしている。
分布市内
米野町・河中町・藤野町。
分布市外
本州・四国、シッキム。
生息状況
石手川源上流の本流と支流で僅かに見ることが出来る。1960年代までは、きれいな谷川で普通に見られる種であった。
減少の要因
森林の荒廃で、降雨時の保水性が極端に下がっていることと、川と並行する国道の改修とが重なって、河床の荒廃が極端に進んでいる。また源流域の大きな砂防堤による水質の悪化も見逃せない。
特記事項
松山市では、この日本固有の貴重な種は、石手川でしか見ることが出来なかった。