ニッポンヒゲナガハナバチ

科名:ミツバチ科
地方名: ―
学名:Tetralonia nipponensis
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:桑田 一男
撮影者:
種の特徴
体長12 〜 14㎜。体は黒色、頭部と胸部は淡褐色で、黄褐色の毛が生えている。腹部は短卵形で微毛帯がある。♂の触角は黒くて長い。
分布市内
米野町・藤野町・河中町・上伊台町。
分布市外
本州・四国・九州・屋久島・種子島。
生息状況
春期に現れ、川の堤防やため池の堤などで咲くレンゲやシロツメグサの花で見かけるが、個体数は少なく分布も局地的である。土中に巣を作る。1960年代までは松山市周辺のレンゲ畑でたくさん見ることが出来たが、今は山間部に限られている。
減少の要因
1970年代に入って、強力な殺虫剤の使用が盛んになり、また宅地化やレンゲ畑消滅するなど、生息環境が悪化したためと考えられる。
特記事項
このハチなどを宿主にするツチハンミョウ類も激減している。