ヒメビロウドカミキリ

科名:カミキリムシ科
地方名: ―
学名:Acalolepta degener
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:山迫 淳介
撮影者:
種の特徴
体は小さく、雌雄ともに体長は10㎜あまり。上翅は白色毛と黄褐色毛が入り混じり不規則な模様となる。低地から山地の草原に生息し、成虫は6〜8月に出現し、オトコヨモギの葉や茎を後食する。
分布市内
菅沢町。
分布市外
本州・四国・九州・対馬、朝鮮半島・中国・台湾。
生息状況
本種は寄主植物であるオトコヨモギの生育する草地環境に強く依存するため、環境変化の影響を非常に受けやすい。市内では菅沢町で生息が知られているのみであるが、植生の変化により個体数が激減している。
減少の要因
本種の生息には寄主植物であるオトコヨモギの安定した生育地が必要である。草地開発や草地管理放棄により、本種の生息地であるオトコヨモギの混生する低茎草本群落が減少しているため、個体数が激減したものと考えられる。
特記事項
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