オオチャイロハナムグリ

科名:コガネムシ科
地方名:
学名:Osmoderma opicum
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:宮武 睦夫・酒井 雅博
撮影者:
種の特徴
体長22 ~ 32㎜。黒褐色で光沢がある。♂は頭部触角のつけ根に小さい角状突起を備え、また前胸背板に1対の縦隆起をもつ。幼虫は山地の針葉樹やカエデなど大木の樹洞内で生育する。♂の成虫は強い香気を発して♀を誘引する。
分布市内
髙縄山。
分布市外
面河渓・小田深山、本州・四国・九州・屋久島。
生息状況
市内では髙縄山から知られるだけで、生息数は非常に少ないと思われる。自然林の残る愛媛大学演習林や明神が森の高標高地には分布している可能性があるが、これまでのところ未発見。
減少の要因
森林伐採により樹洞を持つような大木が減少していることが主な要因であるが、髙縄山の山頂部の自然林は保全されているので絶滅のおそれは少ないであろう。
特記事項