シロスジコガネ

科名:コガネムシ科
地方名:
学名:Polyphylla albolineata
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:菅 晃
撮影者:
種の特徴
体長24 ~ 32㎜。体表面は灰褐色で前胸背板に3本の白線があり、上翅にも左右4本ずつの白線を備える。♂の触角の片状部は非常に大きく広がる。成虫はマツ類の新芽を食べ、幼虫はマツ類の根を食べる。成虫は灯火によく飛来する。
分布市内
松林の残っている海岸~低山地帯。
分布市外
北海道・本州・四国・九州。
生息状況
1970年代から始まった松枯れによって各地の松林が減少したため、極めて稀な種となった。かつては海岸部に特に多かったが、現在では標高200 ~ 300m前後の地域で少ないながら発見されるのみである。
減少の要因
松林の減少と強力な灯火の増設が主たる要因と考えられる。
特記事項
温泉郡の島嶼部や高知県の太平洋沿岸地域では、現在もかなりの個体数が発生しているようであるが、松山市近辺での発生量の回復はやや困難であろう。