チャイロカタホソハネカクシ

科名:ハネカクシ科
地方名: ―
学名:Philydrodes rufescens
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:酒井 雅博
撮影者:
種の特徴
体長5.5 ~ 6.7㎜。黒褐色で上翅は赤みを帯びる。♂の頭部は三角形状で非常に大きい。春に出現し、山間渓流内の岩上を敏捷に徘徊する。食性は不明であるが、水際の小昆虫を捕食していると思われる。
分布市内
愛媛大学附属演習林(米野町)。
分布市外
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生息状況
松山市米野町の愛媛大学農学部演習林内の渓流が唯一の既知の生息地で、出現期には渓流の岩の間に引っかかった落ち葉などを除くと多くの個体が這いだしてきたが、最近20年ほど記録がない。
減少の要因
生息地に劇的な環境変化はなく、減少の要因は不明である。
特記事項
本種の生息地に似た渓流環境は県内にも多くあるが、未だ新しい生息地は発見されていない。最近皿が嶺で同属の近似種が発見された。