「プロテイン・アイランド・松山 2019」実施報告

　愛媛大学の遠藤弥重太特別栄誉教授が開発した「無細胞タンパク質合成技術」を核として、愛媛大学・愛媛県・松山市・松山商工会議所・愛媛経済同友会の5団体が主催となり、「プロテイン・アイランド・松山2019」を開催しました。

「タンパク質を作ってみよう！」
「DNAを分析してみよう！」
※試験管の中でタンパク質をつくる実験は高校生教科書「生物」に掲載されています。

愛媛大学　特別栄誉教授　遠藤　弥重太
愛媛大学プロテオサイエンスセンター長　教授　坪井　敬文
愛媛大学プロテオサイエンスセンター　客員教授　林　秀則

　バイオテクノロジー研究の第一線で活躍中の国内外の研究者が集結し、世界最前線の研究が松山から発信されました。また、若手研究者を中心としたポスター発表や協賛企業によるブース展示も行われ、活発な意見交換がされました。

【日時】2019年9月10日（火曜日）
【場所】愛媛大学　南加記念ホールおよび共通講義棟B　1階
【対象】学生・ポスドク（博士研究員）・若手研究者など
【参加者】64名

【日時】2019年9月11日（水曜日）
【場所】愛媛大学南加記念ホール及び共通講義棟B　1階
【対象】研究者・学生
【参加者】106名
【講演者】
黒川　真奈絵（聖マリアンナ医科大学）
リサ　アンダーソン（米国国立高磁場研究所）
茶本　健司（京都大学）
ティム　ギュオ（プリンセスマーガレット研究所）
アクバル　シェイク　モハマド　ファズレ（愛媛大学）
マムヌ　アル　マフタブ（ボンゴボンデュセイクムジブ医科大学）
三浦　憲豊（国立衛生研究所）
ベンジャミン　モルドミューラー（テュービンゲン大学）
全8名

　大型展示会への出展や実習を伴う企業向けの講習会を開催し、企業への技術提供や連携を図るとともに、先端技術の産学官連携を実現するため、産学官交流会を行い、プロテイン・アイランド・松山の取組をアカデミアや企業研究者をはじめとする参加者にアピールしました。

【日時】2019年6月24日（月曜日）～25日（火曜日）
【場所】神戸国際展示場

【日時】2019年10月9日（水曜日）～11日（金曜日）
【場所】パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）

【日時】2019年11月25日（月曜日）～27日（水曜日）
【場所】愛媛大学　プロテオサイエンスセンター
【参加者】国内製薬メーカーや大学等　11社14名

【日時】2019年11月26日（火曜日）
【場所】愛媛大学　経理調達課・入試課棟　2階　会議室
【参加者】創薬技術講習会参加者、企業研究者、大学研究者、行政・業界団体関係者等　56名

　今後も、松山から世界に向けたタンパク質研究に関する最新の情報発信や、研究拠点としてのアピールを行うとともに、企業誘致の機会創出、また学生をはじめ市民の方に研究の面白さを伝える体験の場の提供や、更には企業関係者を対象とする無細胞タンパク質合成技術を体験できる場の提供など、より多くの方への啓発を行うことで、タンパク質研究の拠点である「Protein Island Matsuyama: PIM」の実現を目指していきます。