レッドデータブック2012

種の特徴

他物によりかかって伸びる落葉の低木。茎は無毛で下向きに曲がった刺が多い。葉は互生し、奇数羽状複葉で、小葉は5個まれに7個、長楕円形で先は鋭くとがり、ふちに細鋸歯がある。両面とも無毛、裏面はやや粉白色をおび、長さ5～ 10㎝。托葉は全縁。葉軸に小さい鉤形の刺がある。花期は6月。白色5花弁、径3～5㎝の大きな花をやや散房状につけて開く。

分布市内

食場町横谷・小野町。

分布市外

本州（愛知県以西）・四国・九州。

生息状況

林内や道端に点生あるいは小群生していたが、生育地が限られて減少傾向にある。中予地方では、他に重信町の分布記録がある。

減少の要因

下刈りなどによる切除、植生遷移の進行（常緑樹林化）。

特記事項

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