マツモ

科名:マツモ科
地方名: ―
学名:Ceratophyllum demersum
松山市カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:白形 毅史
撮影者:
種の特徴
湖沼、溜め池、河川、水路などに生育する沈水性の多年草。仮根によって水底に固着するが流水域では、切れ藻の状態で浮遊して群落をつくることが多い。茎の長さは1m内。各節に葉を5~10個輪生し細い裂片が2又状に分かれる。長さ1~ 2.5㎝、縁に鋸歯がある。花期は5~8月、雄花、雌花を別の節につける。秋に茎の先端に筆状の殖芽をつくる。
分布市内
湧水池、水路、丘陵地から山間の溜め池。
分布市外
本州~九州、世界に広く分布。
生息状況
平野の湧水地、河川や水路を中心に広く生育していたが、現在では旧北条市内の溜め池以外での確認が難しくなっている。
減少の要因
河川や水路の改修、水質汚濁、帰化競合。
特記事項
重信川周辺の湧水地や水路では外来種オオカナダモの繁茂により激減しているが、旧北条市内の溜め池での生育地が比較的に多いことからランクは変更しなかった。