ホタルイ

科名:カヤツリグサ科
地方名:
学名:Schoenoplectus hotarui
松山市カテゴリー:絶滅危惧ⅠB類(EN)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:得居 修
撮影者:
種の特徴
溜め池のふち、休耕田、川端などの湿地に生える一年草。叢生して小さい株を作る。茎は高さ20 ~ 60㎝、径1㎜内外で円柱形。花序は側生状で、2~4個の無柄の小穂が頭状につく。苞葉は1個で茎の先に直立し、長さ5~ 10㎝。小穂は卵形で、長さ8~ 15㎜、先は鈍くとがる。果実の断面は3角状。刺針状花披片は6本で、果実と同長か少し長い。柱頭は3。
分布市内
南高井町・星岡町・窪野町・小野町・東野町。
分布市外
北海道~沖縄、朝鮮半島・台湾島・中国大陸・インドネシア・インド。
生息状況
今回新たに小野町と東野町の溜め池で確認されたが、個体数は少ない。かつては水田や山地の湿地に多く生えていたが、現在、水田ではよく似ていて除草剤に抵抗性があるイヌホタルイが優勢になっていて、ホタルイは希少になった。
減少の要因
除草剤被害、湿地開発など。
特記事項
前回よりも個体数の減少および減少傾向の早まりが確認されたことからランクを上位に変更した。