レッドデータブック2012

種の特徴

山地の林床に生える高さ40 ～ 70㎝の多年草。葉は1個で9～ 15枚の小葉から成る鳥足状の複葉。小葉は長楕円形で先は尖る。仏炎苞は淡緑白色で、細かい紫斑が幾筋にも入り、舷部は緑色で垂れ下がる。付属体は淡緑白色で、細かい紫斑がある。花期は5月。

分布市内

高縄山・米野町。

分布市外

本州（広島県・山口県）・四国（愛媛県・高知県）。

生息状況

高縄山と記録に有った米野町で僅かながら確認をした。今のところ絶滅の恐れは無いと思われる。しかし確認地が林道脇であることから減少の危険性はある。

減少の要因

森林伐採、道路工事。

特記事項

前回のランクは「情報不足」であったが、個体数が少ないこと生育環境が不安定なことから「絶滅危惧ⅠB類」に変更した。