ヒルムシロ

科名:ヒルムシロ科
地方名: ―
学名:Potamogeton distinctus
松山市カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー:
レッドデータブックまつやま2012掲載ページ:ページ
執筆者:白形 毅史
撮影者:
種の特徴
湖沼、溜め池、河川、水路などに生える浮葉性の多年草。地下茎が発達して泥中をはい節ごとに根と水中茎を出す。水中茎は水深によっては2mを超す。葉は互生。沈水葉は披針形で5~ 16㎝、明瞭な葉柄を持つ。浮葉は葉柄5~ 16㎝、葉身は長楕円形~楕円形で4~ 11㎝。5~ 10月に2~6㎝の花穂を水面上に出す。地下茎の先に房状の殖芽をつける。
分布市内
丘陵地から山間の溜め池。
分布市外
北海道~九州、朝鮮半島・中国大陸。
生息状況
水田雑草として広く生育していたが、現在は水田周辺ではほとんど見ることができない。各地の溜め池に生育しているが、開発・富栄養化により減少傾向にある。
減少の要因
農薬汚染(除草剤による駆除)、河川や水路の改修。
特記事項
旧北条市のいくつかの溜め池で生育が確認されたため、ランクを下位に変更した。